/etc/netboot ディレクトリを作成するには、次の手順に従ってください。
WAN ブートサーバーでスーパーユーザーになるか、同等の役割になります。
/etc/netboot ディレクトリを作成します。
# mkdir /etc/netboot |
/etc/netboot ディレクトリのアクセス権を 700 に変更します。
# chmod 700 /etc/netboot |
/etc/netboot ディレクトリの所有者を、Web サーバーの所有者に変更します。
# chown web-server-user:web-server-group /etc/netboot/ |
Web サーバープロセスの所有者であるユーザーを指定します。
Web サーバープロセスの所有者であるグループを指定します。
スーパーユーザーを終了します。
# exit |
Web サーバー所有者の役割になります。
/etc/netboot ディレクトリに、クライアントのサブディレクトリを作成します。
# mkdir -p /etc/netboot/net-ip/client-ID |
目的のディレクトリを作成するときに、必要な親ディレクトリもすべて作成するよう mkdir コマンドに指示します。
クライアントのサブネットのネットワーク IP アドレスを指定します。
クライアント ID を指定します。クライアント ID は、ユーザーが定義した値か、DHCP クライアント ID です。client-ID ディレクトリは、net-ip ディレクトリのサブディレクトリである必要があります。
/etc/netboot ディレクトリ内の各サブディレクトリについて、アクセス権を 700 に変更します。
# chmod 700 /etc/netboot/dir-name |
次の例は、サブネット 192.168.198.0 にあるクライアント 010003BA152A42 に対応する /etc/netboot ディレクトリの作成方法を示しています。この例では、nobody というユーザーと admin というグループが、Web サーバープロセスを所有しています。
この例のコマンドは、次の処理を行います。
/etc/netboot ディレクトリを作成します。
/etc/netboot ディレクトリのアクセス権を 700 に変更します。
/etc/netboot ディレクトリの所有権を Web サーバープロセスの所有者に渡します。
Web サーバーユーザーと同じ役割になります。
/etc/netboot ディレクトリに、サブネット名と同じ名前のサブディレクトリ 192.168.198.0 を作成します。
このサブネットディレクトリに、クライアント ID と同じ名前のサブディレクトリを作成します。
/etc/netboot のサブディレクトリのアクセス権を 700 に変更します。
# cd / # mkdir /etc/netboot/ # chmod 700 /etc/netboot # chown nobody:admin /etc/netboot # exit server# su nobody Password: nobody# mkdir -p /etc/netboot/192.168.198.0/010003BA152A42 nobody# chmod 700 /etc/netboot/192.168.198.0 nobody# chmod 700 /etc/netboot/192.168.198.0/010003BA152A42 |
/etc/netboot ディレクトリを作成したあと、WAN ブート CGI プログラムを WAN ブートサーバーにコピーする必要があります。手順については、「WAN ブートサーバーへの WAN ブート CGI プログラムのコピー」を参照してください。
/etc/netboot ディレクトリの詳しい設計方法については、「/etc/netboot ディレクトリへの構成情報とセキュリティー情報の保存」を参照してください。