Solaris 10 10/09 インストールガイド (Solaris Live Upgrade とアップグレードの計画)

複数のブート環境のブート

システムに複数の OS がインストールされている場合、SPARC と x86 両方のプラットフォームでそれらのブート環境からブートできます。ブートできるブート環境には、Solaris Live Upgrade の非アクティブブート環境が含まれます。

SPARC システムと x86 システムの両方で、各 ZFS ルートプールには、デフォルトのルートファイルシステムとして指定されたデータセットがあります。SPARC の場合は boot コマンドの入力、x86 の場合は GRUB メニューからのデフォルトの選択により、このデフォルトのルートファイルシステムがブートされます。


注 –

GRUB メニューが明示的に変更され、Solaris Live Upgrade で設定した項目以外の項目がデフォルトに指定されている場合、そのデフォルトメニューエントリを選択してもプールのデフォルトのルートファイルシステムがブートされない可能性があります。


ブートおよび GRUB ブートメニューの変更の詳細については、次の項目を参照してください。

作業 

情報 

GRUB メニューを使ってブート環境をアクティブにする 

「x86: GRUB メニューを使ってブート環境をアクティブにする」

GRUB メニューを使って元のブート環境に戻す 

「x86: 新しいブート環境のアクティブ化に成功した場合の GRUB メニューを使ったフォールバック」

ブートおよびブート動作の変更に関する SPARC と x86 の情報、および詳細な手順 

『Solaris のシステム管理 (基本編)』

ZFS ブート環境のブートに関する概要および詳細な手順 

『Solaris ZFS 管理ガイド』「ZFS ルートファイルシステムからの起動」