アップグレード後にエラーが検出された場合、またはアップグレードしたコンポーネントとアプリケーションの間に互換性がない場合には、luactivate コマンドを使って元のブート環境に戻すことができます。
UFS ブート環境から ZFS ルートプールに移行した場合に、UFS ブート環境に戻すには、ZFS ブート環境に作成されたすべての ZFS ストレージプールをもう一度インポートしてください。これらの ZFS ストレージプールは、UFS ブート環境で自動的に使用可能にはなりません。元の UFS ブート環境に切り替えると、次の例のようなメッセージが表示されます。
# luactivate c0t0d0 WARNING: The following files have changed on both the current boot environment <new-ZFSbe> zone <global> and the boot environment to be activated <c0t0d0>: /etc/zfs/zpool.cache INFORMATION: The files listed above are in conflict between the current boot environment <ZFSbe> zone <global> and the boot environment to be activated <c0t0d0>. These files will not be automatically synchronized from the current boot environment <new-ZFSbe> when boot environment <c0t0d0> |
元のブート環境に戻す例については、第 6 章障害回復: 元のブート環境へのフォールバック (作業)を参照してください。