新しいブート環境を作成するときに、ディレクトリやファイルの一部を新しいブート環境へのコピーから除外できます。ディレクトリを除外した場合は、そのディレクトリ内にある特定のファイルやサブディレクトリが含まれるようにすることが可能です。これらのサブディレクトリは、新しいブート環境にコピーされます。たとえば、/etc/mail にあるすべてのファイルとディレクトリを除外するが、/etc/mail/staff にあるすべてのファイルとディレクトリは含まれるように指定できます。次のコマンドでは、staff サブディレクトリが新しいブート環境にコピーされます。
# lucreate -n second_disk -x /etc/mail -y /etc/mail/staff |
ファイル除外オプションは、注意して使用してください。システムに必要なファイルやディレクトリは削除しないでください。
次の表に、lucreate コマンドでディレクトリやファイルを除外または追加するためのオプションを示します。
指定方法 |
除外用のオプション |
追加用のオプション |
---|---|---|
ディレクトリまたはファイルの名前を指定します |
-x exclude_dir |
-y include_dir |
対象のファイルやディレクトリのリストを含むファイルを使用します |
-f list_filename -z list_filename |
-Y list_filename -z list_filename |
ブート環境の作成時にディレクトリやファイルをカスタマイズする例については、「ブート環境の作成と内容のカスタマイズ」を参照してください。