Solaris 10 10/09 インストールガイド (Solaris Live Upgrade とアップグレードの計画)

メディアからのブート時の一般的な問題


システムがブートしない。

説明:

初めてカスタム JumpStart サーバーを設定する場合、エラーメッセージを返さないブート問題が発生することがあります。システムについての情報およびシステムがどのようにブートするかを調べるには、-v オプションを指定してブートコマンドを実行してください。-v オプションを使用すると、ブートコマンドは画面に詳しいデバッグ情報を表示します。


注 –

このフラグを指定しなくてもメッセージは出力されますが、システムログファイルが出力先となります。詳細については、syslogd(1M) を参照してください。


対処方法:

SPARC システムの場合、ok プロンプトで次のコマンドを入力します。


ok boot net -v - install

Toshiba SD-M 1401 DVD-ROM が搭載されたシステムで DVD メディアからのブートが失敗する

説明:

使用しているシステムにファームウェアバージョン 1007 の Toshiba SD-M1401 DVD-ROM が搭載されている場合、システムは Solaris Operating System DVD からブートできません。

対処方法:

111649–03 以降のパッチを適用して Toshiba SD-M1401 DVD-ROM ドライブのファームウェアを更新します。このパッチ 111649–03 は sunsolve.sun.com から入手できます。


メモリー増設用以外の PC カードを挿入すると、システムがハングまたはパニックを起こす。(x86 システムのみ)

原因:

メモリー増設用以外の PC カードは、ほかのデバイスが使用するのと同じメモリーリソースを使用できません。

対処方法:

この問題を解決するには、PC カードのマニュアルを参照してアドレス範囲を確認してください。


システムがプロンプトを出す前にハングする。(x86 システムのみ)

対処方法:

サポートされていないハードウェアです。ハードウェアのマニュアルを参照してください。