Solaris 10 10/09 インストールガイド (カスタムJumpStart/ 上級編)

SPARC: ネットワーク上でインストールするためのエンジニアリングシステムの設定

/jumpstart ディレクトリとファイルの設定が完了したら、インストールサーバー server-1 上で add_install_client コマンドを実行して、インストールサーバーから Solaris ソフトウェアをインストールするように、エンジニアリングシステムを設定します。server-1 は、エンジニアリング部のサブネットにとってはブートサーバーにも相当します。


server-1# cd /export/install/sparc_10/Solaris_10/Tools
server-1# ./add_install_client -c server-1:/jumpstart host-eng1 sun4u
server-1# ./add_install_client -c server-1:/jumpstart host-eng2 sun4u

この add_install_client コマンドで使用しているオプションの意味は次のとおりです。

-c

サーバー (server-1) と JumpStart ディレクトリへのパス (/jumpstart) を指定します。NFS を使用している場合はこのオプションを使用します。


注 –

NFS を使用していない場合は、次のコマンドを使用して JumpStart ディレクトリへのパスを指定します。

  • SPARC システムの場合はboot コマンドにパスを指定します

  • x86 システムの場合は、GRUB メニューエントリを編集することによってパスを指定します


host-eng1

エンジニアリング部のシステム名です。

host-eng2

エンジニアリング部の別のシステム名です。

sun4u

server-1 をインストールサーバーとして使用するシステムのプラットフォームグループを指定します。これは、Ultra 5 システム用のプラットフォームグループです。