Solaris 10 10/09 インストールガイド (カスタムJumpStart/ 上級編)

filesys プロファイルキーワード (リモートファイルシステムのマウント) (UFS と ZFS)


注 –

filesys キーワードは、UFS ファイルシステム、ZFS ルートプールのどちらのインストールにも使用できます。このキーワードの使用方法は、UFS のインストールと ZFS のインストールで同じです。


filesys server:path server_address mount_pt_name mount_options

これらの値を指定して filesys を使用すると、JumpStart プログラムはインストールされているシステムがそのブート時に自動的にリモートファイルシステムをマウントするように設定します。filesys は 2 回以上指定できます。

server

リモートファイルシステムが存在するサーバー名 (後ろにコロンを付ける)。

path

リモートファイルシステムのマウントポイント名。 (例: /usr/export/home など)

server_address

サーバーの IP アドレス。server: path で指定します。ネームサービスがネットワーク上で実行されていない場合、この値 server_address を使用して、サーバーのホスト名と IP アドレスを /etc/hosts ファイルに反映できます。サーバーの IP アドレスを指定しない場合は、マイナス記号 (-) を指定する必要があります。たとえば、ネットワーク上で実行中のネームサービスがある場合、サーバーの IP アドレスを指定する必要はありません。

mount_pt_name

リモートファイルシステムをマウントするマウントポイント名。

mount_options

1 つ以上のマウントオプション。mount(1M) コマンドの -o オプションと同じです。これらのマウントオプションは、指定された mount_pt_name/etc/vfstab エントリに追加されます。


注 –

複数のマウントオプションを指定する場合は、マウントオプションはスペースではなくコンマで区切ってください。例: ro,quota



例 8–10 filesys プロファイルキーワード

filesys sherlock:/export/home/user2 - /home