Oracle Solaris 10 9/10 リリースでは、次の Oracle Solaris ゾーンの機能が拡張されました。
P2V (Physical-To-Virtual) 機能を使用して、既存の Oracle Solaris 10 システムをターゲットシステム上のネイティブな非大域ゾーンに直接移行できるようになりました。
物理的な Oracle Solaris システムのゾーンへの移行の詳細は、『Oracle Solaris のシステム管理 (Oracle Solaris コンテナ : 資源管理と Oracle Solaris ゾーン)』を参照してください。
物理的な Oracle Solaris システムを新しいシステム上の非大域ゾーンに移行すると、hostid が新しいマシンの hostid に変わります。アプリケーションが元のシステム上の hostid によってライセンスされていて、アプリケーション構成を更新できない場合は、元のシステムの hostid と一致するようにゾーン構成の hostid を設定できます。
hostid のエミュレーションとゾーンの構成方法の詳細については、『Oracle Solaris のシステム管理 (Oracle Solaris コンテナ : 資源管理と Oracle Solaris ゾーン)』を参照してください。
hostid コマンドの詳細については、hostid(1) のマニュアルページを参照してください。
zoneadm attach サブコマンドに -U オプションが新しく追加されました。このオプションを使用すると、ゾーンのすべてのパッケージが、このホスト上に新しくインストールされた非大域ゾーンで表示される内容と適合するように更新されます。ゾーンを含むシステムでパッチを更新するには、大域ゾーンにパッチが適用されている間にゾーンを切り離し、その後 -U オプションで再接続して、大域ゾーンのレベルに適合させます。
詳細は、『Oracle Solaris のシステム管理 (Oracle Solaris コンテナ : 資源管理と Oracle Solaris ゾーン)』の「非大域ゾーンを移行する方法」を参照してください。また、『Oracle Solaris のシステム管理 (Oracle Solaris コンテナ : 資源管理と Oracle Solaris ゾーン)』の「パッチ適用のソリューションとして、接続時更新を使用する」も参照してください。