このリリース以降、SPARC プラットフォームでのブートアーカイブの回復は自動で行われます。
x86 プラットフォームでのブートアーカイブの自動回復をサポートするために、新しい auto-reboot-safe プロパティーがブート構成サービス svc:/system/boot-config:default に追加されました。デフォルトでは、このプロパティーの値は false に設定され、不明のブートデバイスに対してシステムが自動的にリブートを行わないようになっています。ただし、システムが BIOS ブートデバイスと、Oracle Solaris 10 OS がインストールされるデフォルトの GRUB メニューエントリを指すように設定されている場合は、プロパティーの値を true に設定できます。この値を使用すると、期限切れのブートアーカイブを回復する目的でシステムの自動リブートを実行できます。
このプロパティーの値を設定または変更するには、svccfg および svcadm コマンドを使用します。SMF サービスの設定の詳細については、svccfg(1M) および svcadm(1M) のマニュアルページを参照してください。
ブートアーカイブの自動回復の詳細については、boot(1M) のマニュアルページを参照してください。
ブートアーカイブの自動回復を使って障害を解決する手順については、『System Administration Guide: Basic Administration』の「Automatic Boot Archive Recovery」を参照してください。