Oracle Solaris 10 9/10 インストールガイド (インストールとアップグレードの計画)

ZFS ブート環境のブート (概要)

複数の OS がインストールされている、または ZFS ルートプールに複数のルートブート環境を持つシステムの場合、これらのブート環境から SPARC プラットフォーム用と x86 プラットフォーム用の両方のブートが可能です。ブート可能なブート環境には、Solaris Live Upgrade で作成されたブート環境も含まれます。

SPARC および x86 ベースのシステムの両方で、ZFS ルートプールごとに 1 つのデータセットがデフォルトのルートファイルシステムとして指定されます。SPARC の場合は boot コマンドを入力、x86 の場合は GRUB メニューのデフォルトを選択すると、このデフォルトのルートファイルシステムがブートされます。

表 7–1 ブートに関する情報の参照先

説明 

情報 

ブート機能の概要 

『Solaris のシステム管理 (基本編)』の第 8 章「システムのシャットダウンとブートの概要」

ブート機能のもう少し詳しい概要 

『Solaris のシステム管理 (基本編)』の第 9 章「システムのシャットダウンとブート (概要)」

x86: menu.lst ファイルの編集、menu.lst ファイルの検索など、ブートの処理手順の変更についての情報

『Solaris のシステム管理 (基本編)』「x86 システムでの ブート動作の変更 (作業マップ)」

ZFS ファイルシステムのブート手順 

『Solaris のシステム管理 (基本編)』の第 12 章「Oracle Solaris システムのブート (手順)」

GRUB menu.lst ファイルの検索、bootadm コマンドの実行など、ブートアーカイブの管理手順

『Solaris のシステム管理 (基本編)』の第 13 章「Oracle Solaris ブートアーカイブの管理 (手順)」