Solaris OS には、インストールまたはアップグレード用のプログラムがいくつか用意されています。それぞれのインストール方法には、特定のインストール要件やインストール環境を意図したさまざまな機能があります。使用するインストール方法を選択するには、次の表を利用してください。
表 3–2 インストール方法の選択
作業 |
インストール方法 |
各プログラムの特長 |
説明 |
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対話式プログラムを使用して、CD-ROM または DVD-ROM から 1 つのシステムをインストールします。 |
Solaris インストールプログラム |
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ローカルエリアネットワークを介して 1 つのシステムをインストールします。 |
ネットワーク経由の Solaris インストールプログラム |
このプログラムを使用すると、インストールするソフトウェアのイメージをサーバーに設定し、このイメージをリモートシステムにインストールできます。複数のシステムをインストールする必要がある場合は、カスタム JumpStart および Solaris フラッシュインストール方式でネットワークインストールイメージを使用すると、ネットワーク上でシステムを効率的にインストールおよびアップグレードできます。 |
『Oracle Solaris 10 9/10 インストールガイド (ネットワークインストール)』のパート II「ローカルエリアネットワーク経由のインストール」 |
複数のシステムのインストールやアップグレードを、作成したプロファイルに基づいて自動化します。 |
カスタム JumpStart |
このプログラムを使用すると、複数のシステムを効率的にインストールできます。ただし、システムの数が少ない場合は、カスタム JumpStart 環境の作成は時間の浪費になる可能性があります。システムの数が少ない場合は、Solaris 対話式インストールプログラムを使用してください。 |
『Oracle Solaris 10 9/10 インストールガイド (カスタム JumpStart/上級編)』の第 3 章「カスタム JumpStart インストールの準備 (作業)」 |
同じソフトウェアおよび構成を複数のシステムに複製します。 |
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『Oracle Solaris 10 9/10 インストールガイド (Solaris フラッシュアーカイブの作成とインストール)』の第 1 章「Solaris フラッシュ (概要)」 |
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広域ネットワーク (WAN) またはインターネットを介してシステムをインストールします。 |
WAN ブート |
ネットワーク経由で Solaris フラッシュアーカイブをインストールする場合は、このプログラムを使用するとセキュリティー保護されたインストールが可能です。 |
『Oracle Solaris 10 9/10 インストールガイド (ネットワークインストール)』の第 10 章「WAN ブート (概要)」 |
システムを稼働させたままアップグレードを行います。 |
Solaris Live Upgrade |
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Solaris OS のインストール後に、隔離されたアプリケーション環境を作成します。 |
Solaris ゾーン区分技術 |
このプログラムを使用すると、隔離された非大域ゾーンが作成され、セキュリティー保護されたアプリケーション環境が提供されます。このように隔離されているので、あるゾーンで実行中のプロセスが、ほかのゾーンで実行中のプロセスから監視または操作されることがありません。 |
『Oracle Solaris のシステム管理 (Oracle Solaris コンテナ : 資源管理と Oracle Solaris ゾーン)』の第 16 章「Solaris ゾーンの紹介」 |