Sun Java System Directory Server Enterprise Edition 6.3 管理ガイド

Directory Server のポート番号の変更

DSCC を使うか、dsconf set-server-prop コマンドを使って、ディレクトリサーバーの LDAP ポートまたは LDAPS セキュアポート番号を変更できます。

ポート番号を変更する場合は、次の点に注意してください。

コマンド行でポート番号を変更する場合は、次の点に注意してください。

Procedureポート番号を変更する、ポートを使用可能にする、ポートを使用不可にする

このタスクは DSCC を使用して実行することができます。詳細については、「Directory Service Control Center のインタフェース」および DSCC オンラインヘルプを参照してください。


注 –

設定を変更したあとは、変更を有効にするためにサーバーを再起動してください。


  1. ポートの既存の設定を確認します。


    $ dsconf get-server-prop -h host -p port port-type
    

    ここで、port-type は次のいずれかです。

    ldap-port

    LDAP デフォルトポート

    ldap-secure-port

    LDAPS セキュアポート

    dsml-port

    DSML デフォルトポート

    dsml-secure-port

    DSML セキュアポート

    たとえば、LDAPS セキュアポートを表示するには、次のように入力します。


    $ dsconf get-server-prop -h host1 -p 2501 ldap-secure-port
    Enter "cn=Directory Manager" password:
    ldap-secure-port : 2511

    返される結果が整数の場合、ポートは使用可能です。返される結果が disabled の場合、ポートは使用不可です。


    注 –

    また、dsadm を使って LDAP デフォルトポートと LDAPS セキュアポートのリストを表示することもできます。


  2. 必要に応じて、ポート番号を変更するか、ポートを使用可能にします。


    $ dsconf set-server-prop -h host -p port port-type:new-port
    

    たとえば、LDAP ポート番号を 1389 から 1390 に変更するには、次のコマンドを使用します。


    $ dsconf set-server-prop -h host1 -p 1389 ldap-port:1390

    ポート番号 2250 の DSML セキュアポートを使用可能にするには、次のコマンドを使用します。


    $ dsconf set-server-prop -h host1 -p 1389 dsml-secure-port:2250
  3. 必要に応じて、ポートを使用不可にします。


    $ dsconf set-server-prop -h host -p port port-type:disabled

    たとえば、DSML セキュアポートを使用不可にするには、次のコマンドを使用します。


    $ dsconf set-server-prop -h host1 -p 1389 dsml-secure-port:disabled