Directory Proxy Server の設定エントリは cn=config 内にあります。Directory Proxy Server を使用して設定エントリにアクセスすると、デフォルトでは、Directory Proxy Server の設定エントリにアクセスします。
ディレクトリサーバーの設定エントリにアクセスするには、Directory Proxy Server ではなく Directory Server に直接接続することをお勧めします。Directory Server の設定方法の詳細は、第 4 章「Directory Server の設定」を参照してください。
ディレクトリサーバーの設定エントリにアクセスするよう Directory Proxy Server を設定し直すと、たいていは Directory Proxy Server の管理フレームワークが壊れます。
どうしても Directory Proxy Server からディレクトリサーバーの設定エントリにアクセスする必要がある場合は、Directory Proxy Server の管理フレームワークが壊れないよう、特別の手順をとります。この節では、Directory Proxy Server を使用してディレクトリサーバーの設定エントリにアクセスする方法について説明します。
1 つまたは複数のデータソースを作成します。これについては、「LDAP データソースの作成と設定」を参照してください。
LDAP データソースプールを作成します。これについては、「LDAP データソースプールの作成と設定」を参照してください。
1 つまたは複数のデータソースを、データソースプールに接続します。これについては、「LDAP データソースのデータソースプールへの接続」を参照してください。
1 つの特定のデータソースの設定エントリを公開するには、1 つの LDAP データソースだけを LDAP データソースプールに接続します。
$ dpconf attach-ldap-data-source -h host -p port pool-name data-source-name |
この手順を実行したあと、クライアントは、Directory Proxy Server に接続されているデータソースの設定エントリにアクセスできるようになります。
任意の特定のデータソースの設定エントリを公開するには、複数の LDAP データソースを LDAP データソースプールに接続します。
$ dpconf attach-ldap-data-source -h host -p port pool-name data-source-name \ data-source-name ... |
この手順を実行したあと、クライアントは、Directory Proxy Server に接続されているデータソースの 1 つの設定エントリにアクセスできるようになります。ただし、クライアントには、設定エントリがどのデータソースに属するかはわかりません。
LDAP データビューを作成して、cn=config を公開します。
$ dpconf create-ldap-data-view -h host -p port view-name pool-name cn=config |