Sun Java System Directory Server Enterprise Edition 6.3 管理ガイド

Directory Server インスタンスの起動、停止、および再起動

コマンド行からサーバーを起動、停止、または再起動するには、それぞれコマンド dsadm startdsadm stop、または dsadm restart を使用します。


注 –

エントリを維持するよう設定されたメモリーに大容量のキャッシュがある状態で Directory Server インスタンスを停止して再起動する場合、キャッシュを復元するにはしばらく時間がかかります。キャッシュを復元している間、インスタンスの応答時間は遅くなります。


これらのコマンドは、Directory Server を作成したものと同じ UID と GID で実行するか、root で実行する必要があります。たとえば、Directory Server を user1 として実行している場合、startstop、および restart ユーティリティーも user1 として実行する必要があります。


注 –

Solaris 上では、役割に基づくアクセス制御によって、root 以外のユーザーとして Directory Server を実行できます。


ProcedureDirectory Server を起動、停止、および再起動する

このタスクは DSCC を使用して実行することができます。詳細については、「Directory Service Control Center のインタフェース」および DSCC オンラインヘルプを参照してください。ただし、これは、サービス管理を有効および無効にする手順には適用されません。サービス管理の有効化と無効化は、Directory Server の起動および停止時にコマンド行で実行する必要があります。

  1. Directory Server を起動、停止、および再起動するには、次のいずれかを実行します。

    • サーバーを起動するには、次のように入力します。


      $ dsadm start instance-path
      

      たとえば、インスタンスパスが /local/ds のサーバーを起動するには、次のコマンドを使用します。


      $ dsadm start /local/ds
    • サーバーを停止するには、次のように入力します。


      $ dsadm stop instance-path
      

      次に例を示します。


      $ dsadm stop /local/ds
    • サーバーを再起動するには、次のように入力します。


      $ dsadm restart instance-path
      

      次に例を示します。


      $ dsadm restart /local/ds