Directory Server がインデックス作成やレプリケーションなどの内部処理を管理するために維持するファイル記述子の数を設定します。そのようなファイル記述子は、「クライアント接続の処理用として使用することができなくなります」。
この属性を設定するには、ldapmodify コマンドを使用します。
次のすべてに該当する場合には、この属性の値をデフォルトの 64 から増やすことを検討してください。
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Directory Server が 10 個を超えるコンシューマにレプリケートするか、Directory Server が 30 個を超えるインデックスファイルを維持する。
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Directory Server が多数のクライアント接続を処理する。
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Directory Server がクライアント接続に関係「しない」処理を行うためのファイル記述子が不足していることを、エラーログ内のメッセージが示唆している。
確保済みファイル記述子の数が増えると、クライアント接続の処理に利用可能なファイル記述子の数が減ることに注意してください。この属性の値を増やす場合には、システム上で利用可能なファイル記述子の数を増やし、file-descriptor-count の数を増やすことを検討してください。
確保すべきファイル記述子の数を初めて見積もる目的でこの属性を変更することにした場合、次の式に従って nsslapd-reservedescriptors の値を設定してみてください。
20 +
4 * (number of databases) +
(total number of indexes) +
(value of nsoperationconnectionslimit) *
(number of chaining backends) +
ReplDescriptors +
PTADescriptors +
SSLDescriptors
ここで、ReplDescriptors は、レプリケーションが使用される場合は、サプライヤレプリカの数に 8 を加えたものになります。PTADescriptors は、PTA (Pass Through Authentication) プラグインが有効になっている場合は 3、それ以外の場合は 0 になります。SSLDescriptors は、SSL が使用される場合は 5、それ以外の場合は 0 になります。
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