Sun Java System Directory Server Enterprise Edition 6.3 配備計画ガイド

仮想メモリーの設定

Directory Proxy Server は主に、処理中の情報を保持する目的でメモリーを使用します。複数のデータソースに対するいくつかの仮想ディレクトリ要求を処理することで、一時的に余分なメモリーを使用します。データソースの 1 つが LDIF ファイルであった場合、Directory Proxy Server はそのデータソースの内容をメモリー内に構築します。ただし、配備方法として推奨されていない大規模な LDIF データソースを使用するのでもないかぎり、数 G バイトのメモリーを Directory Proxy Server に割り当てれば十分です。十分なメモリーが利用可能である場合には、Directory Proxy Server 起動時の Java 仮想マシンのヒープサイズを増やすことをお勧めします。たとえば、Java 仮想マシンのヒープサイズを 1000M バイトに設定するには、次のコマンドを使用します。


$ dpadm set-flags instance-path jvm-args="-Xmx1000M -Xms1000M -XX:NewRatio=1"

このコマンドでは -XX:NewRatio オプションを使用していますが、これは、Sun の Java 仮想マシンに固有のオプションです。デフォルトのヒープサイズは 250M バイトです。