Sun Java System Directory Server Enterprise Edition 6.3 配備計画ガイド

異なるデータソースからのデータの特定

データソースを特定するときは、従来のデータソースを含め、ほかのデータソースからのデータを必ず含めるようにしてください。このデータはディレクトリに格納されていない場合もあります。ただし、Directory Server がデータについて何らかの情報を持っている、またはデータを制御できることが必要な場合があります。

Directory Proxy Server には、複数のデータリポジトリからリアルタイムで情報を集約する「仮想ディレクトリ」機能が用意されています。このようなリポジトリには、LDAP ディレクトリ、JDBC 仕様に準拠するデータ、LDIF フラットファイルなどがあります。

仮想ディレクトリは、複数の異なるデータソースからの属性を処理する複合フィルタをサポートします。また、複数の異なるデータソースからの属性を結合する変更もサポートします。

データ分析フェーズの間、複数のアプリケーションが同じデータを異なる形式で必要とすることが判明する場合があります。このような情報 (データ) については、複製するのではなく、アプリケーションの側でそれぞれの要件に合わせて変換させるのが適切な方法です。