Sun Java System Directory Server Enterprise Edition 6.3 配備計画ガイド

Identity Synchronization for Windows

Identity Synchronization for Windows は、Directory Server Enterprise Edition と Microsoft Active Directory の間での、アイデンティティーデータの基本的な同期機能を提供します。

Identity Synchronization for Windows は相互運用性の要件を満たします。パスワードなどの重要なアイデンティティーデータの同期により、ユーザーは、異なるアプリケーション認証機構に対してパスワードを何度も変更する必要がなくなります。

システムの動作に影響を及ぼすことなく重要なアイデンティティーデータを同期できる機能により、Active Directory サーバーにクライアントコンポーネントをインストールする必要がなくなり、保守にかかる時間と手間を削減できます。

Identity Synchronization for Windows の導入により、ユーザーはパスワードやその他のアイデンティティーデータを、Windows 環境と Web ベースのアプリケーション環境のどちらでも変更できるようになります。このようにして、Identity Synchronization for Windows は、Active Directory と Directory Server の間で同期を維持します。Active Directory と Directory Server の間で、無効化されたアカウントを同期することもできます。この同期により、アプリケーションやデータに対するアクセスポリシーの適合性が、Windows デスクトップと Web ベースアプリケーションの間で保証されます。