Sun Java System Directory Server Enterprise Edition 6.3 インストールガイド

新しい作成属性の指定

次に、作成属性を追加し、Active Directory から Directory Server にマッピングする方法について説明します。Directory Server から Windows、または Windows から Directory Server に伝播させる作成属性を追加してマッピングする場合も、同様の手順になります。

Procedure新しい作成属性を指定する

  1. 「作成属性のマッピングと値」ダイアログボックスの「新規」ボタンをクリックします。

    「作成属性のマッピングと値の定義」ダイアログボックスが表示されます。

    図 6–36 作成属性のマッピングと値の定義

    このダイアログボックスでは、作成属性をマッピングし、それらの属性に値を追加します。

  2. 「Active Directory 属性」ドロップダウンリストから属性値を選択します。

    図 6–37 新しい Active Directory 属性の選択

    新しい Active Directory 属性を選択します。

    Identity Synchronization for Windows では、属性が複数の値を受け付ける場合は、複数の値で属性を初期化できます。

    たとえば、会社に 3 つのファックス番号がある場合、Sun Java System Directory Server と Active Directory の両方に facsilimiletelephonenumber 属性を指定して、3 つの番号を指定できます。

    どの属性が複数の値を受け付けるかを把握しておきます。複数の値を受け付けない属性に複数の値を追加しようとすると、プログラムによるオブジェクト作成の実行時にエラーが発生します。

  3. 「新しい値」フィールドに値を入力し、「追加」をクリックします

    一覧に属性値が追加されます。複数の属性値を追加する場合は、必要な回数だけこの手順を繰り返します。

    図 6–38 作成属性の複数の値の指定

    特定の作成属性に複数の値を指定できます。

  4. 属性を Directory Server にマッピングするには、「Sun Java System ディレクトリ属性」ドロップダウンリストから属性名を選択します。

    図 6–39 Directory Server 属性のマッピング

    Directory Server 属性を Windows 属性にマッピングします。

  5. 完了したら、「OK」をクリックします。

    この例では、完了後の作成属性とマッピングの表は次の図のようになります。

    図 6–40 操作完了後の作成属性とマッピングの表

    操作完了後の作成属性とマッピングの表

  6. 別の属性を指定する場合は、同じ手順を繰り返します。