ここでは、DSCC の障害に関する情報の収集方法について説明します。
Sun Java Web コンソールが実行されていることを確認します。
# smcwebserver status Sun Java(TM) Web Console is running |
DSCC の状態を確認します。
/opt/SUNWdsee/dscc6/bin/dsccsetup status |
正しく実行されている場合は、このコマンドで次の出力が表示されます。
*** DSCC Application is registered in Sun Java (TM) Web Console *** DSCC Agent is registered in Cacao *** DSCC Registry has been created Path of DSCC registry is /var/opt/sun/dscc6/dcc/ads Port of DSCC registry is 3998 *** |
DSCC アプリケーションが登録されていないと表示される場合は、DSCC を再初期化する必要があります。
DSCC アプリケーションが登録されていないと、DSCC は Sun Java Web コンソールに表示されません。次のコマンドを使用して DSCC を再初期化します。
# dsccsetup console-reg |
DSCC エージェントが登録されていないと表示される場合は、エージェントを再初期化します。
DSCC エージェントが登録されていないと、ローカルの Directory Server および Directory Proxy Server インスタンスをリモート DSCC から管理することはできません。次のコマンドを使用してエージェントを再初期化します。
# dsccsetup cacao-reg |
DSCC レジストリが作成されていないという状態メッセージが表示される場合は、DSCC レジストリを初期化します。
レジストリが存在しない場合は、DSCC アプリケーションを初期化する必要があります。次のコマンドを使用してレジストリを初期化します。
# dsccsetup ads-create |
ほかの処置が役に立たない場合は、DSCC のクリーンセットアップを実行します。
クリーンセットアップを実行すると DSCC がリセットされますが、その過程で DSCC レジストリが失われます。
次の各コマンドを実行します。
# /opt/SUNWdsee/dscc6/bin/dsccsetup dismantle #/opt/SUNWdsee/dscc6/bin/dsccsetup initialize |
これらのコマンドで、DSCC とそのエージェントがクリーンアップされ、再構成されます。