Sun Java System Directory Server Enterprise Edition 6.3 トラブルシューティングガイド

以前のバージョンの Directory Server での分析

Directory Server Version 5.1 を使用していて、レプリケーション不一致が発生した場合は、プロトコルの制限が原因である可能性があります。5.1 でのレプリケーションは同期的であるため、WAN 経由でのレプリケーションはサポートされていません。WAN 経由でのレプリケーションを行う場合は、アップグレードする必要があります。

LAN 経由でレプリケートする場合は、ping コマンドを使用してサプライヤとコンシューマ間のネットワークレイテンシを確認します。Directory Server Version 5.1 では、サプライヤは、コンシューマからの確認応答を受信してからでないと変更を送信できません。その結果、交換速度が遅い場合に、コンシューマのダウンタイムが発生します。ダウンタイムは停止に似ていますが、実際は交換速度が遅いだけです。たとえば、パスワードをアップグレードする場合、新しいパスワードはすぐに有効にならないために、レプリケーション不一致が発生したかのような印象を受けることがあります。サプライヤのアクセスログを分析して、受信する更新の数を秒ごとに確認します。たとえば、サプライヤのアクセスログには、さまざまなトラフィックが秒ごとに表示されます。次に例を示します。


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次に、コンシューマのアクセスログを参照します。アクセスログに連続した更新が表示される場合、それがボトルネックであることがわかります。


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この種の問題が起きている場合は、ネットワークアクセス、帯域幅、または小規模なリンクが原因である可能性があります。