Sun Java System Directory Server Enterprise Edition 6.3 トラブルシューティングガイド

ProcedureMessage Queue ブローカのメモリー低下状態から回復する

  1. ブローカに未配信メッセージのバックログがあることを確認します。

    使用しているオペレーティングシステムの適切なディレクトリにある、ブローカの持続メッセージストアを調べます。

    • Solaris の場合: /var/imq/instances/psw-broker/filestore/message/

    • Linux の場合: /var/opt/sun/mq/instances/isw-broker/filestore/message/

    • Windows の場合: installation_root\isw- machine_name\imq\var\instances\isw-broker\filestore\message\

    このディレクトリ内の各ファイルには、1 つの未配信メッセージが含まれています。このディレクトリに 10,000 個を超えるファイルがある場合は、ブローカにメッセージのバックログがあります。そうでない場合、ブローカに関する問題の原因は未配信メッセージのバックログではありません。

    メッセージバックログには、通常は idsync resync 操作に関連するログファイルが含まれ、それらは安全に削除できます。

  2. Message Queue ブローカを停止します。

    詳細については、『Sun Java System Directory Server Enterprise Edition 6.3 Installation Guide - Ja』「Starting and Stopping Services」を参照してください。

  3. 持続メッセージストア内のすべてのファイルを削除します。

    これらのファイルを削除するもっとも簡単な方法は、message/ ディレクトリを再帰的に削除してから再度作成することです。

  4. Message Queue ブローカを再起動します。

    将来メモリー不足にならないようにするには、この節の前のほうで説明した手順を実行します。