Sun Java System Directory Server Enterprise Edition 6.3.1 リリースノート

ハードウェア要件

この節では、Directory Server Enterprise Edition コンポーネント製品のハードウェア要件を示します。

Directory Server のハードウェア要件

Directory Server ソフトウェアの動作には、次のハードウェアが必要です。

コンポーネント 

プラットフォーム要件 

RAM 

1G ~ 2G バイト (評価目的の場合)  

最小 2G バイト (本稼働サーバーの場合) 

ローカルディスク容量 

バイナリ用に 400M バイトのディスク容量。UNIX システムの場合、ネイティブパッケージからインストールされるバイナリはデフォルトで /opt に配置されます。評価目的の場合、サーバーソフトウェア用にさらに 2G バイトのローカルディスク容量を用意する必要があります。

Directory Server を使用している場合、Directory Server に格納されるエントリがローカルディスク容量を使用することを考慮してください。Directory Server では、NFS マウントされたファイルシステム上にインストールされるログおよびデータベースはサポートされていません。ローカルファイルシステム上の /var/opt 内や /local 内などの領域に、データベースを収容するための十分な容量を確保する必要があります。一例として、最大で 250,000 個のエントリが存在し、写真などのバイナリ属性がない一般的な本稼働配備で、4G バイトがこの容量の目安となります。

Directory Server は、ログファイル用に 1.2G バイトを超えるディスク容量を使用することがあります。4G バイトという記憶容量はデータベースに対してのみで、ログは含まれていないことに注意する必要があります。 

Directory Server は、SAN ディスク記憶装置をサポートしています。SAN ディスクを使用する前に、ディスクのレイアウトや設計を理解しておく必要があります。1 つのディスクから多数のアプリケーションが同時にデータアクセスした場合、システムの書き込みパフォーマンスに影響が出るからです。 

Directory Proxy Server のハードウェア要件

Directory Proxy Server ソフトウェアの動作には、次のハードウェアが必要です。

コンポーネント 

プラットフォーム要件 

RAM 

1G ~ 2G バイト (評価目的の場合)  

最小 2G バイト (本稼働サーバーの場合) 

ローカルディスク容量 

バイナリ用に 400M バイトのディスク容量。UNIX システムの場合、ネイティブパッケージからインストールされるバイナリはデフォルトで /opt に配置されます。

評価目的の場合、デフォルト構成の使用時において、サーバーログを保持するための追加ローカルディスク容量を 1 サーバーインスタンスにつき 2G バイト確保する必要があります。 

Directory Proxy Server では、NFS マウントされたファイルシステムへのインストールはサポートされていません。ローカルファイルシステム上の /var/opt 内や /local 内などの領域に、サーバーインスタンスとそのインスタンスによって使用されるすべてのファイルを収容できる十分な容量を確保する必要があります。