Sun Java System Directory Server Enterprise Edition 6.3.1 リリースノート

第 5 章 Identity Synchronization for Windows の修正されたバグと既知の問題点

この章では、Identity Synchronization for Windows のリリース時に入手可能な製品固有の情報が含まれています。

インストールで Identity Synchronization for Windows を使用している場合で、最新の NSS パッチ 3.12 をシステムに適用済みのときは、「パッチを使用して共有コンポーネントをアップグレードするには」step 8 に従って、NSS パッチ 3.12 で提供されている新しいライブラリへのシンボリックリンクを設定してください。

Identity Synchronization for Windows の修正されたバグと既知の問題点

Directory Server Enterprise Edition 6.3.1 には、Identity Synchronization for Windows に対する変更は含まれていません。詳細については、『Sun Java System Directory Server Enterprise Edition 6.3 Release Notes 』を参照してください。

この節では、PN_DSEE; 6.3.1 のリリース後に判明した Identity Synchronization for Windows 製品の既知の問題点と制限事項の一覧を示します。

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正しく同期させるには、グループおよびグループメンバーが DIT の同一レベルに存在しなければなりません。また、グループに 1001 を超えるメンバーを含むことはできません。

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ISW コネクタのデバッグログが有効になっている場合、コネクタが同期手順に到達できません。

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Solaris オペレーティングシステムを shutdown -i6 -g0 -y コマンドでリブートする場合、Identity Synchronization for Windows の停止メソッドが呼び出されず、pid.txt ファイル内の pid が消去されません。その結果、オペレーティングシステムのリブート後に Identity Synchronization for Windows が自動的に起動しないことがあります。

この制限に対処するには、/etc/rc2.d/K41isw から /etc/rc0.d/K41isw へのハードリンクを作成します。


$ ln /etc/rc2.d/K41isw /etc/rc0.d/K41isw