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Sun Java System Portal Server 6 2004Q2 管理ガイド

第 20 章
root 以外のユーザーとして Portal Server を実行するための設定

インストール後に実行する次のオプション手順は、root ユーザーとして実行されている Sun Java��System Portal Server インストールを、root 以外のユーザーとして実行するための設定手順を示しています。

注	Sun Java��System Enterprise インストーラは、root 以外のユーザーとしての Sun Java��System Web Server または Sun Java��System Application Server のインストールをサポートしていません。ただし、root 以外のユーザーとしての Sun Java��System Directory Server のインストールはサポートしています。この手順では、Web コンテナと Sun Java��System Directory Server が root 以外のユーザーとして動作していることを想定しています。

特に指定されない限り、すべての手順をスーパーユーザーとして実行してください。Sun Java��System Portal Server ソフトウェアをインストールした後、次の手順を使用して、Portal Server を root 以外のユーザーとして実行するよう設定します。

次のディレクトリの所有権を、root から Userid:UserGroup に変更します。つまり、次のように入力します。
chown -R Userid:UserGroup /opt/SUNWps
chown -R Userid:UserGroup /etc/opt/SUNWps
chown -R Userid:UserGroup /var/opt/SUNWps

Java Enterprise System インストーラーを使用せずに、root 以外のユーザーとして Sun Java System Identity Server をインストールした場合、Identity Server のディレクトリの変更方法については、Identity Server のマニュアルを参照してください。

Portal Server のディレクトリに次の権限を設定します。
chmod 0755 /opt/SUNWps
chmod 0755 /etc/opt/SUNWps
chmod 0755 /var/opt/SUNWps
Directory Server を root 以外のユーザーとして再起動します。

Java Enterprise System インストーラーによって、/usr/jdk/entsys に Java^TM Development Kit (JDK^TM) がインストールされます。ディレクトリの所有権と権限を、次のように root 以外のユーザーに変更します。

chown -R Userid:UserGroup /usr/jdk
chmod 0755 /usr/jdk
Web コンテナと Directory Server を停止します。
すべてのプロセスが停止していることを確認してください。

確認するには、次のように入力します。

ps -aef | grep slapd
ps -aef | grep httpd
ps -aef | grep http
ps -aef | grep admin
シャットダウンされなかったプロセスは強制終了してください。
Directory Server と Web コンテナを起動します。
ディレクトリと Web コンテナプロセスの所有者を確認します。root 以外のユーザーとして動作しています。

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