Delegated Administrator 6.4 での変更内容および新機能は、次のとおりです。
Delegated Administrator は、カレンダグループのプロビジョニングをサポートします。
Delegated Administrator を使用して、カレンダサービスをグループに割り当てることができます。このグループがはじめて予定への出席を依頼されたときに、グループのメンバーであるユーザーが共有するグループカレンダが、Calendar Server によって作成されます。グループへの出席依頼が、グループカレンダおよび個々のメンバーのカレンダ上に表示されます。
カレンダグループのサポートを実現する機能は、次のとおりです。
コンソールで、カレンダサービスを含むサービスパッケージをグループに割り当てることができます。「新規グループを作成」ウィザードの「カレンダサービスの詳細」パネルで、グループのカレンダ属性を指定できます。カレンダサービスの詳細は、グループのプロパティーページで変更できます。
コマンド行ユーティリティーで、commadmin group create コマンドと commadmin group modify コマンドが、カレンダグループをサポートするように拡張されました。
Delegated Administrator は、Sun Java System Web Server 7.x に配備できます。
設定プログラム config-commda を実行すると、Delegated Administrator のサーバーとコンソールを Web Server 7.x に配備するように設定できます。
サイトに Instant Messaging (IM) が配備されていれば、Delegated Administrator で作成されたユーザーが IM サービスにアクセスできます。ユーザーの作成時に、基本 IM サービスがユーザーに自動的に割り当てられます。
IM ユーザーアクセスレベルを設定および管理するには、Access Manager コンソールを使用する必要があります。このリリースの Delegated Administrator では、Delegated Administrator コンソールから IM サービスにアクセスすることはできません。IM ユーザーアクセスレベルの管理用インタフェースも提供されません。
コマンド行ユーティリティーの commadmin debug log コマンドで、Web コンテナ上にインストールされた Delegated Administrator サーブレットが生成したデバッグ文を格納する、Delegated Administrator サーバーログを作成できます。
commadmin debug log コマンドでは、/tmp/ または /var/tmp/ ディレクトリにログを作成する必要があります。
この commadmin debug log コマンドは、Delegated Administrator サーバーのロギングを有効にする URL の使用に取って代わるものです。以前のリリースで使用されていた URL をこの目的で使用することはできなくなりました。