Calendar Server 6.3 にアップグレードしたあとに、この節で示されているさまざまなデータベースツールを使用して、データベースもアップグレードする必要があります。移行ツールの詳細については、『Sun Java System Calendar Server 6.3 管理ガイド』を参照してください。
ここでは、次の内容について説明します。
以前の Calendar Server ソフトウェアのバージョンが 5.1.1 よりも前である場合は、まず、データベースの Calendar Server 5.1.1 互換への移行をテクニカルサポートに依頼してください。Calendar Server version 6 リリースのいずれかに直接移行することはできません。テクニカルサポートの推奨するプロセスでは、Calendar Server 5.1.1 をインストールする必要があります。データベースファイルが Calendar Server 5.1.1 互換になったあとに、Calendar Server 6.3 をインストールして、次のデータベースツールを次に示された順序で実行してください。
このユーティリティーを実行して、データベースをバージョン 5.1.1 からバージョン 6.2 レベルにアップグレードします。これは、csmigrate ユーティリティーを実行してバージョン 6.3 レベルに移行する前に必要な中間手順です。cs5migrate ユーティリティーは、Calendar Server 6.3 のインストール後に、sbin ディレクトリに格納されています。
-r オプションを指定する必要があります。これにより、cs5migrate ユーティリティーは、すべての定期的な予定と作業用のマスターおよび例外レコードを作成します。将来、これらのレコードは Calendar Server により自動的に生成されます。
このユーティリティーは、データベースに対し次の変更を実行します。
Calendar Server 5.1.1 LDAP データベースの Calendar Server 6.2 互換への移行。
Berkeley データベースのバージョン 4.2 への移行。
ログファイル csmigrate.log への移行ステータスの書き込み。
ログファイル csmigrateerror.log へのエラーの書き込み。
このユーティリティーを実行すると、LDAP CLD プラグインが適切に動作します。
このユーティリティーを実行して、非ドメインのカレンダデータベースを、複数ドメイン環境と互換性のある単一のドメインのデータベースに移行します。
現時点では、Calendar Server データベースはバージョン 6.2 モードです。csmigrate ユーティリティーを実行して、Calendar Server 6.2 データベースを Calendar Server version 6.3 互換に移行します。
csmigrate ユーティリティーは、そのほかの管理ツールとともに、新たにインストールした Calendar Server 6.3 ソフトウェアの sbin ディレクトリにあります。csmigrate の詳細については、『Sun Java System Calendar Server 6.3 管理ガイド』を参照してください。
限定仮想ドメインモードに設定されている Calendar Server のさらに古いバージョンからアップグレードする場合、または Calendar Server の複数のインスタンスが同一マシンにある場合は、移行要件に関してご購入先の顧客サービス担当者に確認し、それらの要件をサポートする特定の移行ユーティリティー手元にあることを確認してください。
また、最初にフルバックアップを取らずにデータベースを移行することは絶対にしないでください。
csmigrate を実行して、カレンダデータベースをバージョン 6.3 レベルにアップグレードします。
csmigrate ユーティリティーは、そのほかの管理ツールとともに、新たにインストールした Calendar Server 6.3 ソフトウェアの sbin ディレクトリにあります。csmigrate の詳細については、『Sun Java System Calendar Server 6.3 管理ガイド』を参照してください。