Sun Java Communications Suite 5 リリースノート

非推奨のユーザーインタフェースによるパフォーマンス低下

このバージョンでは、パッケージングのプリプロセス段階で XSL ファイル内の文字列置換は実行されません。このため、文字列置換がリアルタイムで実行され、Calendar Express ユーザーインタフェースのパフォーマンスが低下します。

回避方法: すべての XSL ファイルのプリプロセスを実行し、適切な言語文字列を手動で挿入することにより、Calendar Server を実行する前に文字列置換を実行できます。置換を実行するには、perl スクリプト (xslvarparser.pl) を追加する必要があります。このスクリプトは { CAL_SERVER_BASE}/tools/unsupported/bin ディレクトリ内にあります。スクリプトの実行方法は、スクリプト本体に記述されています。

    参考までに、スクリプト内に記述されている実行方法を次に示します。

  1. XSL の描画を高速化するため、perl スクリプト xslvarparser.pl を使って XSL ファイル内の変数を置換します。

  2. このファイルを /opt/SUNWics5/cal/html ディレクトリ (Solaris のデフォルトディレクトリ) にコピーします。

  3. 次に $ perl xslvarparser.pl と入力して、このスクリプトを実行します。

  4. 生成されたファイルが、各ロケールの出力ディレクトリ内に格納されます。

  5. 各ロケール内の XSL ファイルを、出力ディレクトリ内のファイルで置き換えます。


    注 –

    置換を実行する前に、元のファイルを保存することをお勧めします。


これは、「Calendar Server 6.3 で報告された問題」の問題番号 6385495 で説明したものと同じ問題です。