Sun Java System Delegated Administrator 6.4 管理ガイド

Procedureドメインからユーザー、グループ、およびカレンダリソースを削除する

この手順によって、ユーザー、グループ、およびカレンダリソースがドメインから永続的に削除されます。ドメイン自体は、LDAP ディレクトリ内にそのまま残ります。削除のために選択された LDAP エントリだけが削除されます。

  1. ユーザー、グループ、およびリソースを削除済みとしてマークします。

    たとえば、florizel.com ドメイン内の選択されたエントリを削除済みとしてマークするには、次のコマンドを実行します。


    commadmin user delete -D chris -w bolton -d florizel.com \
    -n sesta.com -i deletedusers

    commadmin group delete -D chris -w bolton -d florizel.com \
    -n sesta.com -i deletedgroups

    commadmin resource delete -D chris -w bolton -d florizel.com \
    -n sesta.com -i deletedresources

    前の例で、deletedusersdeletedgroups、および deletedresources は、削除としてマークされたエントリをリストしている入力ファイルです。

    また、Delegated Administrator コンソールを使用してエントリを削除することもできます。

    1. 指定された組織に移動します。

    2. 「ユーザー」タブをクリックし (まだ表示されていない場合)、削除するユーザーを選択して、「削除」をクリックします。

    3. 「グループ」タブをクリックし、削除するグループを選択して、「削除」をクリックします。

    4. 「リソース」タブをクリックし、削除するリソースを選択して、「削除」をクリックします。

  2. ドメイン内の選択されたユーザー、グループ、およびカレンダからリソースを削除します。

    リソースとしては、メールボックスやカレンダなどがあります。

    メールサービスについては、msuserpurge ユーティリティーを実行します。

    msuserpurge ユーティリティーについての詳細は、『Sun Java System Messaging Server Administration Reference』を参照してください。

    カレンダサービスについては、csclean ユーティリティーを実行します。

    csclean ユーティリティーについての詳細は、『Sun Java System Calendar Server 管理ガイド』を参照してください。

  3. 「commadmin domain purge コマンドを呼び出して、選択されたエントリをドメインから永続的に削除します。

    たとえば、florizel.com ドメインから選択されたユーザー、グループ、およびリソースを削除するには、次のコマンドを実行します。


    commadmin domain purge -D chris -w bolton -d florizel.com -n sesta.com

    前のコマンドで、florizel.com ドメインはそのまま残ります。deletedusersdeletedgroups、および deletedresources 入力ファイルで指定されたエントリだけが削除されます。