この手順によって、メールサービスとカレンダサービスがドメインと、ドメイン内の各ユーザー、グループ、およびリソースから永続的に削除されます。ドメイン自体 (下位の LDAP エントリを含む) はディレクトリ内にそのまま残ります。
commadmin domain delete コマンドを実行して、ドメイン内の 1 つまたは複数のサービスを削除済みとしてマークします。
たとえば、florizel.com ドメイン内のメールサービスとカレンダサービスを削除済みとしてマークするには、次のコマンドを実行します。
commadmin domain delete -D chris -w bolton -d florizel.com -n sesta.com \ -S mail,cal |
ドメイン内のすべてのユーザー、グループ、およびリソースからリソースを削除します。
リソースとしては、メールボックスやカレンダなどがあります。
メールサービスについては、msuserpurge ユーティリティーを実行します。
msuserpurge ユーティリティーについての詳細は、『Sun Java System Messaging Server Administration Reference』を参照してください。
カレンダサービスについては、csclean ユーティリティーを実行します。
csclean ユーティリティーについての詳細は、『Sun Java System Calendar Server 管理ガイド』を参照してください。
ドメイン内のあるユーザーのメールボックスまたはカレンダが削除されていない場合は、そのサービスをドメインから削除できません。たとえば、メールサービスの場合は、猶予期間が経過しており、そのドメインに含まれているすべてのメールメッセージストアに対して msuserpurge ユーティリティーが実行されていることを確認してください。
「commadmin domain purge」 コマンドを呼び出して、1 つまたは複数のサービスをドメインから永続的に削除します。
たとえば、florizel.com ドメインからメールサービスとカレンダサービスを削除するには、次のコマンドを実行します。
commadmin domain purge -D chris -w bolton -d florizel.com -n sesta.com \ -S mail,cal |