Delegated Administrator、Messaging Server、または Calendar Server を設定する前に、Directory Server Preparation Tool スクリプト (comm_dssetup.pl) を実行する必要があります。comm_dssetup.pl スクリプトの実行は、1 回しか必要ありません。
このスクリプトは、Delegated Administrator、Messaging Server、または Calendar Server の構成で動作するように LDAP Directory Server の設定を変更します。comm_dssetup.pl スクリプトは、新しいスキーマ、インデックス、および設定データを設定することによって、Directory Server を準備します。
comm_dssetup.pl スクリプトの手順とオプションについては、『Sun Java System Messaging Server 管理ガイド』または『Sun Java System Calendar Server 管理ガイド』を参照してください。
Delegated Administrator を実行するためには、comm_dssetup.pl スクリプトを実行する場合に、「Schema 2」スキーマタイプを選択する必要があります。
Access Manager、Messaging Server、および LDAP スキーマ 2 ディレクトリを使用した大規模なインストールでは、使用するディレクトリに ACI (アクセス制御命令) を統合した方がよい場合があります。
Messaging Server を使用して Access Manager をインストールするときには、多数の ACI がディレクトリに最初にインストールされます。デフォルトの ACI の多くは、Messaging Server では不要であり使用されません。ディレクトリ内のデフォルト ACI を統合して数を減らすことにより、Directory Server のパフォーマンス、ひいては Messaging Server ルックアップのパフォーマンスを向上させることができます。
ACI を統合したり、未使用の ACI を破棄したりする方法については、このガイドのあとの方にある付録 E 「Directory Server パフォーマンスのための ACI 統合」を参照してください。