Sun Java System Delegated Administrator 6.4 管理ガイド

サーバー全体のデフォルトを使った優先メールホストの設定

サーバー全体のデフォルトを使用して優先メールホストと優先メールストアを設定する場合は、この項で説明されている手順を実行します。

「優先メールホスト」フィールドをコンソール (特に「新規組織」ウィザードや「組織のプロパティー」画面) から削除する必要がある場合は、次の手順に従います。

Security.properties ファイルを使用すると、すべてのロールまたは個別のロールについて Delegated Administrator コンソールをカスタマイズできます。

Procedureコンソールから優先メールホストを削除する

  1. Security.properties ファイルに、次に示す行を追加します。


    # Remove Preferred Mail Host from UI
    *.NewOrganizationPage6.PreferredMailHostProperty=INVISIBLE
    *.NewOrganizationSummaryPage.PreferredMailHostSummaryProperty=INVISIBLE
    *.OrgProperties.MailHostName=INVISIBLE
    *.OrgProperties.MailHostNameText=INVISIBLE
    *.OrgProperties.MailHostValue=INVISIBLE

    Security.properties ファイルは、次のディレクトリにあります。

    da-base /data/da/WEB-INF/classes/com/sun/comm/da/resources

    注意: 個別にカスタマイズする場合にこのファイルに行を追加できますが、既存の行を編集しないでください。既存の行を編集すると、コンソールで例外がスローされる場合があります。

  2. 編集した Security.properties ファイルを Delegated Administrator コンソールが使用する Web コンテナに再配備します。

    変更を有効にするには、カスタマイズした Security.properties ファイルを Web コンテナに配備するスクリプトを実行する必要があります。

    カスタマイズしたプロパティーファイルを特定の Web コンテナに配備する方法については、「カスタマイズした設定ファイルを配備する」を参照してください。

Security.properties ファイルのプロパティーの構文と値

ファイルのプロパティーは次の形式です。Security Element Name=Permission

Security Element Name は次の形をとります。Role Name .Container View Name. Console Element Name

Security Element は、アクセス権を定義するコンソールの要素とロールを指定します。要素名がわからない場合、ページのソースを表示し、ページに表示される名前と該当するコンソール要素を一致させます。

ページの名前は完全修飾名です。Container View Name.Console Element Name の形式をとる名前の最後の 2 要素のみをピックアップする必要があります。

Delegated Administrator のロール名に使用できるのは次の名前です。

“ProviderAdminRole” (SPA) このロールの詳細については、付録 A 「サービスプロバイダ管理者とサービスプロバイダ組織」を参照してください。

“OrganizationAdminRole” (OA)

“Top-levelAdminRole” (TLA)

“*” (特定のロールに対してアクセス権がオーバーライドされないかぎり、すべてのロールにアクセス権が適用される)

アクセス権は次の文字列のいずれかとします。