この作業では、新しいタイムゾーンを、コンソールに表示されるタイムゾーンの一覧に追加します。次に、新しいタイムゾーンの値をディレクトリ内に保存できるようにします。
タイムゾーンをコンソールに表示するには、新しい値を Resources.properties ファイルに追加してください。
コンソールでタイムゾーンをディレクトリ内に格納できるようにするには、新しい値を daconfig.properties ファイル内の 2 つのリストに追加してください。最初のリストは、LDAP ディレクトリに格納される実効値を指定します。2 番目のリストは、コンソールでタイムゾーンの (一般にはローカライズされた) 表示値を格納された値にマップできるようにします。
Delegated Administrator のデータディレクトリにある Resources.properties ファイルを編集します。
デフォルトでは、Resources.properties ファイルは次のディレクトリにあります。
da-base/data/da/WEB-INF/classes/com/sun/ \ comm/da/resources |
Resources.properties を編集するには、rsrc.Timezone プロパティーを検索し、新しいタイムゾーンを該当のリストに追加します。新しいタイムゾーンのこの表示値は、ローカライズすることができます。
Delegated Administrator のデータディレクトリにある daconfig.properties ファイル内のタイムゾーンの値のリストを見つけます。
デフォルトでは、daconfig.properties ファイルは次のディレクトリにあります。
da-base/data/da/WEB-INF/classes/com/sun/ \ comm/da/resources |
タイムゾーンの値のリストを見付けるには、次の行を検索します。
#Timezone values - only English
これらは LDAP ディレクトリに格納される値です。新しいタイムゾーンは英語にしてください。これが、ディレクトリに格納される値に必要な形式です。
新しいタイムゾーンをリストに追加します。
たとえば、America/Miami をリストに追加するには、Timezone1 の値が現在 24 であると仮定して、次の行を追加します。
rsrc.Timezone1-25=America/Miami
この値は、コンソールの「北米および南米」ドロップダウンリストに表示される 25 番目のタイムゾーンになります。前の作業で Resources.properties ファイルに指定した値によっては、タイムゾーンが別の言語で表示される可能性があります。
daconfig.properties ファイル内の逆タイムゾーンマッピングリストを見つけます。
このリストは、ローカライズされた (コンソールに表示される) タイムゾーンの値を、上の手順 2 で指定した実効値にマップします。
逆マッピングのリストを見付けるには、次の行を検索します。
#reverse timezone mappings - used by DA in getting localized tz value
新しい値を逆マッピングリストに追加します。
たとえば、America/Miami をリストに追加するには、次の行を追加します。
rsrcKey-America-Miami=rsrc.Timezone1-25
編集した daconfig.properties ファイルと Resources.properties ファイルを、Delegated Administrator コンソールが使用する Web コンテナに再配備します。
変更を有効にするには、カスタマイズした daconfig.properties ファイルを Web コンテナに配備するスクリプトを実行する必要があります。
カスタマイズしたプロパティーファイルを特定の Web コンテナに配備する方法については、「カスタマイズした設定ファイルを配備する」を参照してください。
daconfig.properties ファイルと Resources.properties ファイルを編集して再配備すると、新しいタイムゾーンが Delegated Administrator コンソールの該当するリストボックスに表示されます。Delegated Administrator コンソールでタイムゾーンを選択し、「保存」をクリックした場合は常に、そのタイムゾーンがディレクトリ内に保存されます。