Sun Java System Instant Messaging 7.2 は、安全で、リアルタイムの通信とコラボレーションを可能にします。Instant Messaging は、参加の確認をチャット、会議、アラート、ニュース、ポーリング、ファイル転送などのインスタントメッセージング機能と組み合わせて、機能の豊富なコラボレーション環境を形成します。これらの機能は、1 対 1 だけでなくグループによる共同作業にも対応し、短期間の通信のほか、会議室やニュースチャネルなどの持続的な場を利用することができます。Instant Messaging を Calendar Server、Messaging Server と組み合わせて使用すれば、包括的な通信およびコラボレーション環境をユーザーに対して提供できます。
Instant Messaging は、複数の認証メカニズムとセキュリティー保護された SSL 接続によって通信の統合を可能にします。Sun Java System Portal Server と Sun Java System Access Manager との統合により、セキュリティー機能、サービスベースのプロビジョニングアクセスポリシー、ユーザー管理、セキュリティー保護されたリモートアクセスが強化されます。さらに、Instant Messaging は XMPP (Extensible Messaging and Presence Protocol) をサポートします。XMPP を使用すると、ユーザーは、サードパーティー製のクライアント、ゲートウェイ、およびコンポーネントの多くが使用できるようになります。このようなクライアントの一部は、パブリックネットワークからの接続を集約します。1 つのクライアント内に、AIM、Yahoo、MSN、Sun、およびそのほかの XMPP ベースのサーバーからの接続を収容できます。
Instant Messaging の概念や配備に関する詳細については、パート IV「Instant Messaging の配備」を参照してください。