Sun Java Communications Suite 5 配備計画ガイド

Calendar Server の概要

Sun Java System Calendar Server は、高性能な、インターネット標準ベースのカレンダサーバーで、中規模および大規模な企業から、さらに最大級の電気通信およびインターネットのサービスプロバイダに至るまで、顧客のニーズに応じたスケーラビリティーを考慮して設計されています。Web ブラウザインタフェースまたはコネクタを使用して、Microsoft Outlook などのほかのカレンダクライアントに接続することで Calendar Server は、家庭または職場のコンシューマにグループスケジュール機能および個人用のカレンダ機能を提供すると同時に、インターネットを介してほかのユーザーとのカレンダ情報の共有を可能にします。

Calendar Server は、オープンで相互運用可能かつ高性能な、業界最高レベルの時間管 理およびリソース管理ソリューションです。そのスケーラビリティー、パフォーマンス、信頼性によって、ほかのソリューションに比べて低い総所有コストで、必要な機能を得ることができます。iCalendar 標準のネイティブサポートによって、ユーザーは簡単にインターネットで共有できる形式で予定をスケジュールすることができます。Calendar Server は次のような標準規格とプロトコルを採用しています。

Calendar Server のアーキテクチャーは、垂直方向 (システムごとの CPU の数を増大させる) と水平方向 (ネットワークにサーバーを追加する) の両方向で、柔軟性に富み、拡張可能で、スケーラブルです。その結果、Calendar Server は、さまざまなニーズに対応した設定が可能なサーバーから構成されるシステムと見なすことができます。スタンドアロンのカレンダサーバーとして単独で使用することもでき、さまざまなサービスをサーバー間で重複または分割させる、多くのインスタンスで設定することもできます。

Calendar Server は、プラグインを利用して外部のサービスを取得します。さらに、Calendar Server は、LDAP ベースおよび ID ベースの配備もサポートしており、Sun Java System AccessManager、Sun Java System Portal Server、および Sun Java System Instant Messaging と統合して追加の機能を提供します。

Calendar Server は次の 利点を提供します。

Calendar Server の概念の詳細については、『Sun Java System Calendar Server 6.3 管理ガイド』を参照してください。