Communications Suite 製品と Portal Server をインストールすると、ポータルページでポートレットを作成することにより、メッセージングサービスやカレンダサービスにアクセスできます。たとえば、メッセージング情報、カレンダスケジュール、アドレス帳情報の要約を提供するために、これらのポートレットを作成できます。Portal Server の統合には、Portal Server、Calendar Express、Messaging Express、Communications Express クライアント間のシングルサインオン機能が含まれます。
Sun Java System スキーマ 1 とスキーマ 2 の両方の環境で、Communications Express を実行できます。スキーマ 2 を使用している場合は、Access Manager 認証を使用して Communications Express にシングルサインオンすることができます。
また、Portal Server は Instant Messaging のメッセージアーカイブをサポートします。さらに、ユーザーは、Portal Server デスクトップを使用して、Messenger Express、Calendar Express、Instant Messenger クライアントを利用することができます。
Portal Server の次の 2 つのコンポーネントは、Communications Suite の基本配備に対する追加機能を提供します。
Portal Server デスクトップ:ユーザーが作成したポートレットから Communications Suite アプリケーションにアクセスし、起動できるようにします。
Sun Java System Portal Server Secure Remote Access: これにより、リモートエンドユーザーは、インターネットを介して特定の組織のネットワークやそのサービスに安全に接続できます。エンドユーザーは、Secure Remote Access ゲートウェイを介して、Web ベースの Portal Server デスクトップにログインすることで Secure Remote Access にアクセスします。Portal Server に設定された認証モジュールで、エンドユーザーが認証されます。エンドユーザーのセキュリティー保護されたセッションが Portal Server との間で確立されると、エンドユーザーの Portal Server デスクトップへのアクセスが有効になります。
このガイドでは、ポータル環境における Communications Suite の配備については取り扱っていません。詳細については Portal Server のマニュアルを参照してください。