Sun Java Communications Suite 5 配備計画ガイド

ユーザーのプロビジョニングのサポート

Messaging Server は、ユーザー、グループ、およびドメインについての情報を格納するために一元化された LDAP データベースを使用します。現在、Messaging Server は Sun Java System LDAP スキーマバージョン 1 (スキーマ 1) と Sun Java System LDAP スキーマバージョン 2 (スキーマ 2) の 2 つのスキーマオプションをサポートしています。プロビジョニングオプションは、選択されたスキーマにより異なります。詳細については、『Sun Java Communications Suite 5 インストールガイド』の付録 A「Messaging Server インストール前の考慮事項と手順」を参照してください。

スキーマ 2 の Messaging Server プロビジョニングは、Delegated Administrator を使って行います。これについては、『Sun Java System Delegated Administrator 6.4 管理ガイド』を参照してください。Delegated Administrator には、組織内のユーザー、グループ、ドメイン、リソース、およびサービスパッケージを管理するために、グラフィカルユーザーインタフェースとコマンド行ユーティリティーが用意されています。

スキーマ 1 は、メッセージング用 iPlanet Delegated Administrator 製品によってサポートされています。この製品には、組織内のユーザー、グループ、およびドメインを管理するために、グラフィカルユーザーインタフェースとコマンド行ユーティリティーが用意されています。スキーマ 1 におけるユーザー、グループ、およびドメイン管理については、以前のリリースのソフトウェアに関する次のマニュアルを参照することもできます。


注 –

Access Manager コンソールは、Messaging Server と Calendar Server の LDAP ユーザーエントリに対し、Access Manager サービスによる最小限のプロビジョニング機能を提供します。インタフェースには入力を確認する機能がないため、電子メールを受け取ることができないユーザーエントリや動作しないユーザーエントリが、エラーが報告されることなく作成されてしまいます。そのため、このインタフェースはデモの目的でだけ使用します。

『Sun Java System Delegated Administrator 6.4 管理ガイド』で説明している Delegated Administrator は、Communications Suite ユーザーをプロビジョニングするための推奨メカニズムです。