XMPP/HTTP ゲートウェイ (httpbind) では、HTML ベースのクライアントや、HTTP トラフィックは許可するが XMPP トラフィックは許可しないファイアウォールの背後にあるクライアントなど、XMPP ベースのクライアントに対する Instant Messaging アクセスを提供します。ゲートウェイは、XMPP サーバーへの Instant Messaging トラフィックを HTTP クライアントの代わりにプロキシ化します。
XMPP/HTTP ゲートウェイの使用を計画するときは、次の点に注意してください。
ゲートウェイがマルチプレクサを介してサーバーと通信する場合は、ゲートウェイでポート 5222 を使用してください。マルチプレクサが関わらない場合は、サーバーのポート 5269 を使用してください。httpbind.conf ファイルでポート 5222 または 5269 を指定できます。
XMPP/HTTP ゲートウェイでは、startTLS とレガシー SSL の両方をサポートします。レガシー SSL のサポートが必要な場合は、Web Server ポートで SSL を使用可能にしてください。ただし、XMPP/HTTP ゲートウェイ設定で、サーバーではなくマルチプレクサを指す場合は、マルチプレクサでレガシー SSL を無効にしてください。startTLS のサポートが必要な場合は、サーバーで startTLS を使用可能にすると、すべての通信が暗号化されます。
Instant Messaging サーバーをダイレクトアクセスに公開しないでください。一般的な配備シナリオでは、マルチプレクサを DMZ に配置し、2 番目のファイアウォールでマルチプレクサからサーバーへの通信ポート (通常は 45222) を開きます。