この節では、Delegated Administrator のマニュアルやオンラインヘルプに含まれる、間違った情報や不完全な情報について説明します。
Delegated Administrator コンソールのオンラインヘルプ内に「ユーザープロパティー」ページの「利用可能な言語」リストに関する記述がない。(6307846)
「利用可能な言語」ドロップダウンリストを使えば、言語タグ付きユーザー名に対する言語を選択できます。
「利用可能な言語」リストから、ユーザー名に対する目的の言語を選択します。(「利用可能な言語」リストは、「名」、「姓」、および「表示名」フィールドの横に表示される。)
次に、名と姓を入力し、「保存」をクリックします。すると、言語タグ付きの名、姓、および共通名が LDAP エントリに入力されます。
たとえば、「利用可能な言語」リストから「ドイツ語」を選択し、名として「Gerard」を、姓として「Schroeder」をそれぞれ入力した場合、ユーザーの LDAP エントリに次の属性が追加されます。
givenname;lang-de:Gerard sn;lang-de:Schroeder cn;lang-de:Gerard Schroeder |
ロケールに対応したアプリケーションは、ユーザーの選択言語がドイツ語であった場合に、この cn を表示します。
「利用可能な言語」リスト内の「デフォルト」は、タグ付きでない必須の givenname、sn、および cn 属性に対応しています。
共有組織の場合、「新しい組織を作成」ウィザードに「カレンダサービスの詳細」が表示されない。このことはオンラインヘルプで説明されていない。(6295181)
Delegated Administrator コンソールで共有組織を作成する場合、「新しい組織を作成」ウィザードに「カレンダサービスの詳細」パネルが表示されません。さらに、共有組織の作成後、その共有組織の「プロパティー」ページに「カレンダサービスの詳細」が表示されません。
これは、共有組織の作成時には、共有親ドメインからカレンダサービスの属性が継承されるからです。したがって、新しい共有組織に固有のカレンダサービス情報を作成したり表示したりすることはできません。
親ドメインを編集する権限を持っているのは、最上位管理者だけです。
Delegated Administrator コンソールのオンラインヘルプには、こうした動作の説明がありません。