既存の利用率パターンを、配備実現のための明確で評価可能な目標として定義します。そのような目標を定義する際に参考となる質問を、次に示します。
現在のサービスはどのように利用されていますか。
ユーザーは分類可能ですか (一時的なユーザー、常用ユーザー、ヘビーユーザーなど)。
ユーザーはどのような方法でサービスにアクセスしますか (自身のデスクトップから、共有 PC または工場の現場から、ローミングラップトップからなど)。
ユーザーが通常送信するメッセージのサイズはどのくらいですか。
カレンダのアポイントには、通常、何人くらいの招待が掲載されていますか。
ユーザーはメッセージをいくつ送信しますか。
通常、ユーザーが日ごとまたは時間ごとに作成するカレンダ予定および作業はいくつですか。
ユーザーがメッセージを送信するのは、社内のどのサイトですか。
必要とされる並行性 (任意の時刻に接続可能なユーザーの数) はどの程度ですか。
サービスにアクセスするユーザーについて調査します。ユーザーはいつ既存のサービスを使うのかといった要素が、配備の要件、ひいては配備の目標を定める重要なポイントとなります。組織の今までの事例からこれらのパターンを得ることができない場合は、他の組織の事例を研究し、推測します。
利用率のきわめて高い部署では、専用のサーバーが必要になる場合もあります。一般に、ユーザーが実際のサーバーから遠く離れており、回線速度も遅い場合、応答時間が長くなります。応答時間が適切であるかどうかを検討する必要があります。