Communications Services サーバーの論理名を使用する配備を設計します。将来の拡張や拡大を容易にするために、単一システムの配備においても論理名を使用する必要があります。論理名の使用は、DNS の格納以外に追加の配備設定費用は不要です。
これらの論理名を次の 2 つのカテゴリに分けて考えることができます。1 つは電子メールクライアントプログラムの設定などエンドユーザーに影響を与え、もう 1 つはインバウンド SMTP サーバーなどバックエンドの管理に影響を与えるものです。
次表でこれらの論理名について説明します。
表 5–1 ユーザー側の論理名
例 |
説明 |
---|---|
mail.siroe.com |
エンドユーザーが電子メールを収集するサーバーの名前 |
imap.siroe.com | |
pop.siroe.com | |
smtp.siroe.com |
送信メールサーバーとしてユーザーが指定する SMTP サーバーの名前 |
webcal.siroe.com または ce.siroe.com |
Communications Express (以前の Calendar Express) サーバーの名前 |
表 5–2 保守レベルの論理名
例 |
説明 |
---|---|
relay-in.siroe.com |
インバウンド SMTP サーバーのバンクに相当します。 |
relay-out.siroe.com |
アウトバウンド SMTP サーバーのバンクに相当します。 |
mmp.siroe.com |
MMP サーバーのバンクに相当します。 |
mem.siroe.com |
MEM サーバーのバンクに相当します。 |
storeAA.siroe.com |
バックエンドメッセージストア。たとえば、storeAA.siroe.com〜storeZZ.siroe.com のように、使用するトポロジで動作するネーミング方式を選択します。 |
calstoreAA.siroe.com |
バックエンドカレンダストア。たとえば、calstoreAA.siroe.com〜calstoreZZ.siroe.com のように、使用するトポロジで動作するネーミング方式を選択します。 |
表 5–3 ユーザーレベルの保守レベル論理名へのマッピング
保守レベル |
ユーザーレベル |
---|---|
relay-in.siroe.com |
なし |
relay-out.siroe.com |
smtp.siroe.com |
mmp.siroe.com |
mmp.siroe.com、pop.siroe.com、imap.siroe.com のうちの 1 つまたは複数の名前 |
mem.siroe.com |
webmail.siroe.com |
storeAA.siroe.com〜storeZZ.siroe.com |
なし。エンドユーザーには隠されている |
calstore_aa.siroe.com〜calstore_az.siroe.com |
なし。エンドユーザーには隠されている |