図 23–2 は、Instant Messaging の基本アーキテクチャーで行われる認証プロセスで、ソフトウェアコンポーネントがどのように連携するかを示しています。認証要求のフローに注目しています。このプロセスの各段階の説明は、図の後に記載しています。
基本アーキテクチャーにおける認証プロセスは、次のように処理されます。
エンドユーザーはブラウザから Instant Messenger アプレット URL にアクセスし、クライアントを呼び出すメソッドを選択します。
Java Web Start または Java プラグインは、適切な Instant Messenger リソースファイルをダウンロードし、Instant Messenger を起動します。
ログインウィンドウが表示され、エンドユーザーはログイン名とパスワードを入力します。ログインデータはマルチプレクサ経由で Instant Messaging サーバーに送信されます。
Instant Messaging サーバーは LDAP サーバーと通信してエンドユーザーを認証し、連絡先リストやその登録情報などのエンドユーザー情報を要求します。
エンドユーザーの認証が完了すると、Instant Messaging のメインウィンドウが表示され、そのエンドユーザーの連絡先リストが表示されます。これにより、エンドユーザーは他のエンドユーザーとの Instant Messaging セッションに参加できるようになります。