『Sun Java System Communications Services 6 2005Q4 配備計画ガイド』には、Sun JavaTM System Communications Services 6 2005Q4 を配備するために必要な情報が記載されています。このガイドは、Communications Services の理解、サイトの評価と分析、組織のニーズに適合する配備アーキテクチャーの設計プロセスに役立ちます。
このガイドは、Communications Services を事前評価し、サイトに配備する次のような担当者向けに作成されています。
評価者
設計者
システム管理者
このマニュアルをお読みなる前に、次の概念について理解しておく必要があります。
エンタープライズレベルのソフトウェア製品の設計およびインストール方法
SolarisTM オペレーティングシステム (Solaris OS) のシステム管理とネットワーキング
このマニュアルの第 I 部では、Communications Services 製品の全体像を示し、配備の各項目について概説します。第 II 部では、Sun JavaTM System Messaging Server の配備に関する詳細情報を提供します。第 III 部では、Sun JavaTM System Calendar Server の配備に関する詳細情報を提供します。第 IV 部では、Sun JavaTM System Instant Messaging の配備に関する詳細情報を提供します。第 V 部では、Sun JavaTM System Communications Express の配備に関する詳細情報を提供します。第 VI 部では、配備の例を示します。次の表は、このマニュアルの内容を一覧にまとめたものです。
表 P–1 内容の紹介
章 |
説明 |
---|---|
Communications Services の概要を示します。 |
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組織のビジネス要件と技術要件を分析する方法について説明します。 |
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配備設計に影響を与える要件と考慮事項について説明します。 |
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ネットワークインフラストラクチャーの構成要素とインフラストラクチャーレイアウトの計画方法について説明します。 |
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Communications Services の論理アーキテクチャーの開発方法について説明します。 |
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サービス可用性に関する選択肢とそのメリットおよびコストについて説明します。 |
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セキュリティ手法の概要、一般的なセキュリティ脅威、およびセキュリティニーズ分析手順の概要について説明します。 |
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Communications Services のスキーマおよびプロビジョニングのオプションについて説明します。 |
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Messaging Server ソフトウェアの概要を説明します。 |
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Messaging Server 配備のサイズ決定の基礎について説明し、正しいサイズ決定データを得て配備上の判断ができるようにすることを目的としています。 |
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Messaging Server 配備のアーキテクチャーの設計方法について説明します。 |
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メッセージングトポロジの設計方法について説明します。メッセージングトポロジとは、ネットワーク化されたメッセージングシステムの物理レイアウトと論理レイアウトのことです。 |
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Messaging Server 配備のさまざまなコンポーネントに対する計画を立案し、それらのコンポーネントを保護する方法について説明します。 |
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さまざまなスパム防止、ウィルス対策用のツールと利用可能な戦略について説明します。 |
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Messaging Server をインストールする前に検討しなければならない考慮事項と、実行しなければならない手順について説明します。 |
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Calendar Server ソフトウェアの概要を説明します。 |
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Calendar Server 配備の基本的なアーキテクチャーについて説明します。 |
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Calendar Server 配備のさまざまな構成要素に関する計画を立案し、それらの構成要素を保護する方法について説明します。 |
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Calendar Server サービスに関する、Calendar Server 配備の追加考慮事項について説明します。 |
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Calendar Server のインストール前に考慮が必要な事項について説明します。 |
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Instant Messaging ソフトウェアの概要を説明します。 |
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Instant Messaging 配備のサイズ決定の基礎について説明し、正しいサイズ決定データを得て配備上の判断ができるようにすることを目的としています。 |
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さまざまな Instant Messaging アーキテクチャーについて説明します。 |
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Instant Messaging のインストール前に考慮が必要な事項について説明します。 |
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Communications Express ソフトウェアの概要を説明します。 |
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Communications Express の基本的なアーキテクチャーについて説明します。 |
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Communications Express のインストール前に考慮が必要な事項について説明します。 |
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Communications Services の配備例を示します。 |
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JavaTM Enterprise System の用語集へのリンクを提供します。 |
次の表は、Communications Services のコアマニュアルセットに含まれるマニュアルを一覧にまとめたものです。
表 P–2 Communications Services マニュアル
マニュアルタイトル |
内容 |
---|---|
『Sun Java System Communications Services 6 2005Q4 Schema Reference』 |
LDAP を使用する Sun Java System Communication Services 製品 (具体的には Messaging Server と Calendar Server) のスキーマ情報のリファレンスマニュアルです。 |
『Sun Java System Communications Services 6 2005Q4 Schema Migration Guide』 |
Sun Java System Communications Services (具体的には Messaging Server と Calendar Server) の Sun JavaTM System LDAP Directory データを LDAP スキーマ 1 から LDAP スキーマ 2 に移行する方法について説明しています。 |
『Sun Java System Communications Services 6 2005Q4 Delegated Administrator 管理ガイド』 |
SunTM Java System Communications Services Delegated Administrator を設定および管理する方法について説明しています。 |
Communications Services の配備に関連するほかのサーバーのマニュアルについては、次を参照してください。
Access Manager のマニュアル: http://docs.sun.com/app/docs/coll/1292.1
Calendar Server のマニュアル: http://docs.sun.com/app/docs/coll/1313.1
Communications Express のマニュアル: http://docs.sun.com/app/docs/coll/1312.1
Directory Server のマニュアル: http://docs.sun.com/app/docs/coll/1316.1
Instant Messaging のマニュアル: http://docs.sun.com/app/docs/coll/1309.1
Messaging Server のマニュアル: http://docs.sun.com/app/docs/coll/1312.1
次の表は、このマニュアルで使用されているデフォルトのパス名とファイル名について説明したものです。
表 P–3 デフォルトのパス名とファイル名
Placeholder |
説明 |
デフォルト値 |
---|---|---|
product_base |
Messaging Server のベースインストールディレクトリを表します。Messaging Server 6 2005Q4 のデフォルトのベースインストール / 製品ディレクトリは、次のようにプラットフォームごとに異なります。 |
Solaris システム: /opt/SUNWmgsr |
このマニュアルでは、次のような字体や記号を特別な意味を持つものとして使用します。
表 P–4 表記上の規則
字体または記号 |
意味 |
例 |
|
---|---|---|---|
AaBbCc123 |
コマンド名、ファイル名、ディレクトリ名、画面上のコンピュータ出力、コード例を示します。 |
.login ファイルを編集します。 ls -a を使用してすべてのファイルを表示します。 machine_name% you have mail. |
|
AaBbCc123 |
ユーザーが入力する文字を、画面上のコンピュータ出力と区別して示します。 |
machine_name% su Password: |
|
aabbcc123 |
変数を示します。実際に使用する特定の名前または値で置き換えます。 |
ファイルを削除するには、rm filename と入力します。 |
|
『 』 |
参照する書名を示します。 |
『コードマネージャ・ユーザーズガイド』を参照してください。 |
|
「 」 |
参照する章、節、ボタンやメニュー名、強調する単語を示します。 |
第 5 章「衝突の回避」を参照してください。 この操作ができるのは、「スーパーユーザー」だけです。 |
|
\ |
枠で囲まれたコード例で、テキストがページ行幅を超える場合に、継続を示します。 |
|
コード例は次のように表示されます。
C シェル
machine_name% command y|n [filename] |
C シェルのスーパーユーザー
machine_name# command y|n [filename] |
Bourne シェルおよび Korn シェル
$ command y|n [filename] |
Bourne シェルおよび Korn シェルのスーパーユーザー
# command y|n [filename] |
[ ] は省略可能な項目を示します。上記の例は、filename は省略してもよいことを示しています。
| は区切り文字 (セパレータ) です。この文字で分割されている引数のうち 1 つだけを指定します。
キーボードのキー名は英文で、頭文字を大文字で示します (例: Shift キーを押します)。ただし、キーボードによっては Enter キーが Return キーの動作をします。
ダッシュ (-) は 2 つのキーを同時に押すことを示します。たとえば、Ctrl-D は Control キーを押したまま D キーを押すことを意味します。
次の表は、デフォルトのシェルプロンプトおよびスーパーユーザープロンプトです。
表 P–5 シェルプロンプト
シェル |
プロンプト |
---|---|
UNIX システムおよび Linux システム上の C シェル |
machine_name% |
UNIX システムおよび Linux システム上の C シェルのスーパーユーザー |
machine_name# |
UNIX システムおよび Linux システム上の Bourne シェルおよび Korn シェル |
$ |
UNIX システムおよび Linux システム上の Bourne シェルおよび Korn シェルのスーパーユーザー |
# |
Microsoft Windows のコマンド行 |
C:\ |
次の表は、このマニュアルで使用されている記号を説明しています。
表 P–6 記号の表記規則
記号 |
説明 |
例 |
意味 |
---|---|---|---|
[ ] |
省略可能な引数およびコマンドオプションを含みます。 |
ls [-l] |
-l オプションは必須ではありません。 |
{ | } |
必須コマンドオプションの選択肢のセットを含みます。 |
-d {y|n} |
-d オプションには、y 引数、n 引数のいずれかを指定する必要があります。 |
${ } |
変数の参照を表します。 |
${com.sun.javaRoot} |
com.sun.javaRoot 変数の値を参照します。 |
- |
同時に押下する複数のキーを連結します。 |
Control-A |
Ctrl キーを押しながら A キーを押します。 |
+ |
続けて押下する複数のキーを連結します。 |
Ctrl+A+N |
Ctrl キーを押して離したあと、後続のキーを順次押します。 |
-> |
グラフィカルユーザーインタフェースで、メニュー項目の選択を示します。 |
ファイル -> 新規 -> テンプレート |
「ファイル」メニューから「新規」を選択します。「新規」サブメニューから「テンプレート」を選択します。 |
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