CLD プラグインは、次の Calendar Server 構成をサポートしています。
すべての設定において、フロントエンドとバックエンドの各サーバーは、次の条件を満たす必要があります。
同じハードウェアプラットフォーム上にある
同じオペレーティングシステムを稼動している
パッチを含め、同じリリースの Calendar Server を稼動している
DWP ポートに同じポート番号を使用している (service.dwp.port パラメータ)。デフォルトのポート番号は 59779 です。
図 6–1 は、1 つの Calendar Server インスタンスが稼動する 2 つのフロントエンドサーバーと 2 つのバックエンドサーバーを示しています。必要に応じて 3 つ以上のフロントエンドまたはバックエンドサーバーを導入することもできます。
この構成では、サーバーをファイアウォールで保護し、LDAP データベースとカレンダデータベースへのアクセスを制限することができます。カレンダデータベースは 2 つのバックエンドサーバーに分散されます。
フロントエンドサーバーは CPU を多用します。 ほとんどの CPU 時間は、エンドユーザーへのカレンダデータの表示に使用されます。バックエンドサーバーはディスクを多用します。 ほとんどの CPU 時間は、カレンダデータベースへのアクセスに使用されます。
構成の詳細については、「CLD および DWP 用の Calendar Server の設定」を参照してください。
図 6–2 は、フロントエンドサーバーとバックエンドサーバーの両方の機能を持つ 3 つのマシンを示しています。各マシンは、1 台のカレンダデータベースに接続されています。この構成では、カレンダを物理的に分散することができます。カレンダの所有者 (エンドユーザー) は、所有しているカレンダが格納されているマシンにログインします。構成の詳細については、「フロントエンドサーバーとバックエンドサーバーを同じマシンに設定するには」を参照してください。