commadmin user modify コマンドは、単一ユーザーのディレクトリエントリの属性を変更します。複数のユーザーを変更するには、-i オプションを使用します。
commadmin user modify -D login -n domain -l userid -w password [-A [+|-]attributename:value] [-d domain] [-h] [-?] [-i inputfile] [-p AM port] [-s] [-v] [-V] [-X AM host] [-S mail -H mailhost [-E email]] [-S cal [-B DWPHost] [-E email] [-k calid_type] [-J First Day of Week] [-T time zone]]
次のオプションは必須です。
オプション |
説明 |
---|---|
-D login |
このコマンドを実行する権限のあるユーザーのユーザー ID。 |
-n domain |
-D オプションで指定されるユーザーのドメイン。 |
-w password |
-D オプションで指定されるユーザーのパスワード。 |
-l userid |
ユーザーのログイン ID。 |
次のオプションは任意です。
オプション |
説明 |
---|---|
-A [+ | -]attributename: value |
変更する属性。attributename は LDAP スキーマで定義され、値により、ディレクトリのこの属性に指定された一部およびすべての現在の値が置き換えられます。同時に複数の属性を変更する場合、または同じ属性に複数の値を指定する場合は、このオプションを繰り返します。 attributename の前の「+」は、現在の属性リストに値が追加されることを示します。 「-」は値の削除を示します。 コマンド行にコマンドを指定し、「-」を使用する場合は、2 つの円記号を前に付けます。入力ファイル内でオプションを指定する場合、「-」記号の前に円記号を 1 つ付けます。 |
-d domain |
ユーザーまたはグループのドメイン。-d を指定しない場合、-n で指定されるドメインが使用されます。 |
-h, -? |
コマンド使用構文を印刷します。 |
-i inputfile |
コマンド行ではなく、ファイルからコマンド情報を読み取ります。 |
-p AM port |
Access Manager が待機する代替 TCP ポートを指定します。指定しない場合、デフォルトの AM port が使用されます。インストール時にデフォルトが設定されていない場合、ポート 80 が使用されます。 |
-s |
SSL (Secure Socket Layer) を使用して Access Manager に接続します。 |
-v |
デバッグ出力を有効にします。 |
-V |
ユーティリティーとそのバージョンに関する情報を印刷します。 |
-X AM host |
Access Manager が実行されるホストを指定します。指定しない場合、デフォルトの AM host が使用されます。インストール時にデフォルトが設定されていない場合、ローカルホストが使用されます。 |
-S service |
ユーザーに -S オプションで指定されるサービスが割り当てられているかどうかを検証してから、指定されたサービスをユーザーに追加します。すでにユーザーにサービスが割り当てられている場合、エラーメッセージが表示されます。 service には単一のサービスまたは複数のサービスの値を指定できます。service に使用できる値は mail および cal です。これらの値は大文字と小文字を区別しません。 サービスのリストはコンマ (,) 区切り文字で区切られます。 例 -S mail,cal |
次のオプションは、-S mail オプションを指定した場合にのみ使用できます。 | |
-E email |
ユーザーの電子メールアドレスを指定します。 |
-H mailhost |
ユーザーのメールホスト。 このオプションは、-S mail オプションが指定されている場合は必須です。 |
次のオプションは、-S cal オプションを指定した場合にのみ使用できます。 | |
-B DWPHost |
このユーザーのカレンダをホスティングするバックエンドカレンダサーバーの DNS 名を指定します。 注: この属性は追加できますが、すでに存在する場合、変更できません。 |
-E email |
カレンダユーザーの電子メールアドレスを指定します。 |
-J First Day of Week |
カレンダサーバーのユーザーインタフェースにカレンダが表示されるときに示される最初の曜日。有効な値は 0 〜 6 (0 は日曜、1 は月曜...) です。 |
-k calid_type |
カレンダサービスを追加する場合は、作成されるカレンダ ID のタイプを指定します。使用できる値は legacy と hosted です。-k legacy を指定した場合、そのカレンダの ID のみが使用されます (例: jsmith)。-k hosted を指定した場合、そのカレンダの ID とドメインが使用されます (例: jsmith@sesta.com)。 -k オプションを指定しない場合は、デフォルトであるカレンダ ID とドメイン (hosted) が使用されます。 -k オプションを指定しない場合に作成されるカレンダ ID タイプの値を設定できます。これは、resource.properties ファイルに次のパラメータを追加して行います。 switch-caltype=value value は 「hosted」または「legacy」です。 resource.properties ファイルは、次のディレクトリにあります。 da_base/data/WEB-INF/classes/sun/comm/cli/ \ server/servlet/resource.properties |
-T time zone |
ユーザーのカレンダはこのタイムゾーンに表示されます。 有効なタイムゾーンの文字列の一覧は、「カレンダタイムゾーン文字列」を参照してください。 |
次の例では、メールサービスをユーザー smith に追加します。
commadmin user modify -D chris -n sesta.com -w bolton -l smith \ -A description:"new description" -S mail -H mailhost.siroe.com |
次の例では、メール転送アドレスをユーザー smith に追加します。
commadmin user modify -D chris -n sesta.com -w bolton -l smith \ -A +mailforwardingaddress:tsmith@siroe.com |