サービスプロバイダのカスタムテンプレートの編集済みコピーをディレクトリにインストールすると、次のエントリが作成されます。
プロバイダ組織。
SPA が所属する下位の共有組織。
SPA のロールを割り当てられる下位組織のユーザー1名。
完全な組織を作成できるプレースホルダのノード。プロバイダ組織の SPA がこの完全な組織を管理します。
図 A–2 に、テンプレートのインストール時に作成されるエントリの例を示します。これを組織のディレクトリ情報ツリー (DIT) と呼びます。
図 A–2 は一例です。組織名、SPA ユーザー名、DIT 構成は組織によって異なります。
図 A–2 に示す例のノードは次のとおりです。
o=usergroup - ユーザー/グループデータのルートサフィックス。
o=siroe.com - プロバイダ組織が使用するメールドメイン。
o=MyProviderOrg - プロバイダ組織のノード。
o=MySPAUserOrg - プロバイダ組織のユーザー (SPA のロールが割り当てられるユーザーを含む) が所属する下位の共有組織。
ou=people - ユーザーの格納に必要な標準 LDAP 組織単位。
uid=user1 - MySPAUserOrg 組織で SPA になるユーザーの uid。
o=MyProviderOrgDomainsRoot - MyProviderOrg プロバイダ組織の下位にある完全な組織を保持するプレースホルダノード。