logconv コマンドを使用して、Directory Server アクセスログを分析できます。このコマンドは、使用状況に関する統計を抽出して、有意なイベントの数をカウントします。このツールの詳細については、logconv(1) のマニュアルページを参照してください。
たとえば、次のように logconv コマンドを実行します。
# logconv -s 50 -efcibaltnxgju access > analysis.access |
出力されたファイルで、次の情報を確認します。
インデックスを使用しない検索 (notes=U)
インデックスを使用しない検索が存在する場合は、dsconf list-indexes コマンドを使用して関連するインデックスを検索します。インデックスが存在する場合は、all-ids-threshold プロパティーの制限に近づいている可能性があります。このプロパティーは、インデックスリスト内の各インデックスキーの値の最大数を定義しています。all-ids-threshold の値を大きくして、インデックスを再生成します。
インデックスが存在しない場合は、インデックスを作成して再生成します。インデックスの作成については、『Sun Java System Directory Server Enterprise Edition 6.3 管理ガイド』の「インデックスを作成する」を参照してください。
ファイル記述子の大量消費
ファイル記述子の消費の問題を管理するには、システムレベルで使用可能なファイル記述子を増やすことが必要な場合があります。持続検索の数 (notes=persistent) を減らすか、切断されていないクライアントアプリケーションを変更するか、nsslapd-idletimeout プロパティーで設定されたアイドルタイムアウト値を減らすことができます。
長い etime を使用した検索または多数のエントリを返す検索
以下に例を示します。etime が 344 の場合、アクセスログで grep を実行して etime 344 を検索します。アクセスログから接続および操作の情報が得られます。この情報を使って、パフォーマンスが低下したときの操作、接続が開かれた時刻、およびバインドしたユーザーを確認できます。同一の操作がすべて長い etime を保持する場合は、特定の操作の問題であることがわかります。同一のバインドしたユーザーが長い etime に常に関連付けられている場合は、ACI の問題であることがわかります。
ACI とバインドしたユーザーの問題が疑われる場合は、ACI の対象でない Directory Manager ユーザーで同じ操作を実行してみることで確認できます。
uniquemember 属性または不正なフィルタに対して検索を実行します。
SunSolve を参照して、静的グループパフォーマンスのホットパッチを検索します。nsslapd-search-tune 属性を指定して、検索を実行します。
長い ADD および MOD 操作