この節では Directory Server の前回のリリースから修正されたバグの一覧を示します。
マルチドメイン Active Directory を Identity Synchronization for Windows と同期するとき、Active Directory のリフェラルが原因で、Directory Server 上で同期が失敗します。
ACI の問題により、エンドユーザーが正確な値を推測できる場合があります。
ldapsearch で、ワイルドカードを含むフィルタを使って整数型の属性を検索したときの結果が矛盾している場合があります。
Active Directory サーバーが利用不可のときに、Directory Server が Identity Synchronization for Windows プラグイン内でハングアップします。
期限切れのコネクタを介したログ記録時に、Directory Server が Identity Synchronization for Windows プラグイン内でクラッシュします。
Directory Server Enterprise Edition の配備後、正常に機能しないプロセスが作成されます。この問題は HP-UX 上の ZIP 形式の配布にのみ影響します。
Microsoft Windows システムで、dsrepair ツールが正しく機能しません。
Microsoft Windows システムで、replcheck ツールが正しく機能しません。
SSL を使用するレプリケーションでメモリーリークが発生する場合があります。
Directory Server Enterprise Edition 6 の各バージョンで、DSCC コンソールの「サフィックス使用状態」タブを更新してもすべてのサフィックスが表示されません。
長い ACI を追加したときに Directory Server Enterprise Edition 6 の各バージョンがクラッシュすることがあります。
長い複合検索フィルタを使用すると、検索パフォーマンスが低下します。
可逆パスワードプラグイン (des-plugin) を使用するとレプリケーションが壊れる場合があります。
Directory Server Enterprise Edition 6 の各バージョンは、同じ DN を使用する複数の認証局証明書が証明書データベースに存在する状態をサポートしません。
多数のマスターを使用すると、レプリケーションを適正に監視できなくなります。
Directory Server Enterprise Edition 5.2 および Directory Server Enterprise Edition 6 の両方を含むレプリケーショントポロジでパスワードポリシーを有効にすると、レプリケーションが失敗する原因になります。
競合状態が原因で、レプリケーションセッションの終了時にクラッシュが発生することがあります。
一部の保守操作が原因で、サーバーの再起動時にデータベースの回復が発生することがあります。
パスワードポリシーで pwdReset を使用すると、プロキシ承認を経由するパスワード変更ができなくなります。
ACI 文字列内の引用符のあとに空白が入っていると、ACI 評価でエラーが発生することがあります。
DSCC コンソールで長い ACI を表示できない場合があります。
複合 CoS によってパフォーマンスが低下することがあります。
ログファイルのローテーション中に、必要なアクセス権限がないことが原因で Directory Server Enterprise Edition 6 の各バージョンがハングアップします。
パスワードポリシーでサポートされるパスワード期限の上限が 315360000 秒 (10 年より少し短い) になり、以前の 2147483647 秒 (約 68 年) から短縮されました。
NSS ピンコードが 8 文字より長い場合に、Directory Server Enterprise Edition 6 の各バージョンが起動しません。
候補値リストのエントリ数が 250 万を超えていることが原因で、サーバーがクラッシュすることがあります。
2 進構文の属性を DSCC を使用して編集すると、属性値が壊れます。
接続を開いたり閉じたりするときの競合状態により、Directory Server Enterprise Edition 6 の各バージョンが connection_getIp_string 内でクラッシュすることがあります。
属性一意性プラグインが構成されているが有効でない場合に、Directory Server Enterprise Edition 6 の各バージョンがクラッシュすることがあります。
ACI 評価における競合状態が原因で、ディレクトリサーバーがクラッシュすることがあります。
更新履歴ログのトリミングを実行中に保守操作が発生した場合、データベースパニックまたはクラッシュが発生することがあります。
パススルー認証が原因で ns-slapd を終了できません。
パスワードポリシーが互換性モードで動作しているとき、passwordStorageScheme の値にかかわらず、パスワード値が平文で auditlog に表示されます。
(データベースページ数が 30,000 を超える) サイズの大きな更新履歴ログが含まれるバックアップを復元すると、次のメッセージがログに記録されます。
DEBUG - conn=-1 op=-1 msgId=-1 - libdb: Lock table is out of available locks ERROR<8232> - Replication - conn=-1 op=-1 msgId=-1 - Internal error Truncate of changelog file failed, error 12 (Not enough space) |
Solaris 10 AMD64 で Sun Cluster 3.2 の制御下にあるときに、Directory Server が起動に失敗します。
更新履歴ログのトリミングと、トリミングされたエントリに対する操作の間の競合状態が原因で、ディレクトリサーバーがハングアップすることがあります。
レプリケーショングループのサイズが 1 より大きい場合に、複製された操作の etime が誤って計算されます。
マルチパスインポートでインデックスのインポートが可能ですが、これは誤りです。
いったん有効になったリフェラルを DSCC を使用して無効にできません。
サブタイプ付きの属性を DSCC が正しく処理しません。
DNS 規則を含む ACI との競合状態が原因で DS がクラッシュします。
バックアップリストア後にレプリケーション変更履歴ログが空になり、メッセージは次のようになります。
INFORMATION - NSMMReplicationPlugin - conn=-1 op=-1 msgId=-1 - replica_reload_ruv: Warning: new data for replica does not match the data in the changelog. Recreating the changelog file. This could affect replication with replica's consumers in which case the consumers should be reinitialized. |
インデックス処理の発生中にサーバーを停止すると Directory Server がクラッシュします。
Sun Cluster 3.2 の制御下にある間に Directory Server がクラッシュした場合、クラスタのフェイルオーバーは開始されますが、開始には 4 分以上かかります。
マスターの更新がまれである場合に、バックアップが急速に古くなることがあります。
レプリケーション構成で、エントリを削除すると不正な VLV インデックスが作成されます。
データベース復元メッセージが DSCC とエラーログファイルの間で矛盾しています。
競合状態のとき、Directory Server Enterprise Edition 6.3 の更新履歴ログがトリミングされません。
競合状態のときにサフィックスを削除すると、データベースパニックエラーが発生することがあります。
パスワードポリシーが CoS を使用して割り当てられるときに、ディレクトリサーバーがメモリーを解放しない場合があります。
Directory Server Enterprise Edition 6 の各バージョンで、des-plugin.so に署名がありません。
ZIP 形式の配布で提供される JRE が JRE 1.5.0_12 ではなく、以前のリリースと同じ 1.5.0_9 です。
データベースページの更新とフラッシュの間の競合状態が原因で、ディレクトリサーバーのクラッシュ、データベースパニックエラー、または更新の喪失が発生することがあります。
接続時の SASL バインドが原因でディレクトリサーバーがクラッシュすることがあります。
ds-polling-thread-count が 1 よりも大きい (CMT マシン上で発生しやすい状況です) ときにコンシューマの同期が失われる可能性があります。