Sun Java System Identity Server 2004Q2 管理ガイド |
第 6 章
現在のセッションこの章では、Sun JavaTM System Identity Server 2004Q2 のセッション管理機能について説明します。セッション管理モジュールでは、ユーザーセッションの情報を確認したり、ユーザーセッションを管理したりする手段を用意しています。さまざまなセッションの時間を追跡するほかに、管理者がセッションを終了することができます。システム管理者は、プラットフォームサーバーリストに表示されたロードバランササーバーを無視してください。
現在のセッションのインタフェース「現在のセッション」モジュールインタフェースを使用すると、適切な権限を持った管理者は、Identity Server にログインしている任意のユーザーのセッション情報を参照できます。
図 6-1 現在のセッションのインタフェース
セッション管理フレーム
セッション管理フレームには、現在管理されている Identity Server の名前が表示されます。
セッション情報ウィンドウ
セッション情報ウィンドウには、Identity Server に現在ログイン中のすべてのユーザーと、各ユーザーのセッション時間が表示されます。表示フィールドは次のとおりです。
「ユーザー ID」: 現在ログイン中のユーザーのユーザー ID が表示されます。
「残り時間」: ユーザーの再認証までの、セッションの残り時間 (分単位) が表示されます。
「最大セッション時間」: ユーザーがログインした状態でいられる最大時間 (分単位) が表示されます。この時間が経過すると、セッションが期限切れになり、ユーザーはアクセスするために再度認証を受ける必要があります。
「アイドル時間」: ユーザーがアイドル状態になっている時間 (分単位) が表示されます。
「最大アイドル時間」: ユーザーの再認証までの、セッションの残りの最大アイドル時間 (分単位) が表示されます。
時間の制限値は、管理者がセッション管理サービスに定義します。詳細は、「セッションサービス属性」を参照してください。
「ユーザー ID」フィールドに入力して「フィルタ」をクリックすれば、特定のユーザーのセッションや特定の範囲のセッションを表示できます。ワイルドカードも使用できます。
「更新」ボタンをクリックすれば、セッションの表示が更新されます。
セッションの終了
適切な権限を持った管理者は、ユーザーのセッションをいつでも終了させることができます。そのためには、次の手順を実行します。