ノードエージェントを作成するには、ノードエージェントを実行するマシンで、asadmin コマンドの create-node-agent をローカルに実行します。
ノードエージェントのデフォルト名は、ノードエージェントを作成するホストの名前です。
ノードエージェントのプレースホルダをすでに作成している場合は、ノードエージェントプレースホルダと同じ名前を使用して、関連したノードエージェントを作成します。ノードエージェントのプレースホルダをまだ作成しておらず、DAS が起動していて到達可能である場合、create-node-agent コマンドは DAS 上にノードエージェント設定 (プレースホルダ) も作成します。
コマンド構文の詳しい説明については、コマンドに関するオンラインヘルプを参照してください。
セキュリティー保護された通信を行うように、DAS およびノードエージェントが設定される場合があります。この状況では、ノードエージェントが起動されるとき、DAS がノードエージェントに送信する証明書をノードエージェントの側で検証する必要があります。証明書を検証するために、ノードエージェントはそのローカルトラストストアから証明書を検索します。このトラストストアはマスターパスワードによって保護されています。ユーザーにパスワードの入力を求めることなくノードエージェントを起動できるようにするには、ノードエージェントの作成時に、ノードエージェントのマスターパスワードをファイルに保存します。ノードエージェントのマスターパスワードをファイルに保存しない場合、ユーザーはノードエージェントを起動するたびにマスターパスワードの入力を求められます。
状況によっては、DNS 経由で到達可能なホストの名前を指定する必要があります。詳細については、「DNS に到達可能なホストに対してノードエージェントを作成する」を参照してください。
次のコマンドを入力します。
asadmin create-node-agent --host das-host --port port-no --user das-user [--savemasterpassword=true] nodeagent |
ユーザーにパスワードの入力を求めることなくノードエージェントを起動できるようにするには、ノードエージェントのマスターパスワードをファイルに保存します。ノードエージェントのマスターパスワードをファイルに保存するには、ノードエージェントを作成するためのコマンドで、--savemasterpassword オプションを true に設定します。
--savemasterpassword を true に設定すると、マスターパスワードの入力を求められます。それ以外の場合、パスワードの入力を求められることはありません。
ドメイン管理サーバー (DAS) が稼働しているホストの名前を指定します。
ドメインを管理するための HTTP/HTTPS ポート番号を指定します。
DAS ユーザーを指定します。
作成するノードエージェントの名前を指定します。この名前はドメイン内で一意である必要があります。
asadmin create-node-agent --host myhost --port 4848 --user admin nodeagent1 |
このコマンドは、nodeagent1 という名前のノードエージェントを作成します。ノードエージェントが通信する DAS は、マシン myhost 上で稼働しています。エージェントのドメインを管理するための HTTP ポートは 4848 です。DAS ユーザーの名前は admin です。
次の状況では、DAS が稼働しているホストが DNS 経由で到達可能である必要があります。
ドメインがサブネット境界にまたがっている。すなわち、ノードエージェント と DAS が異なるドメイン (例: sun.com と java.com) 内にある。
ホスト名が DNS に登録されていないDHCP マシンが使用されている。
ドメインを作成するための create-domain コマンドで、--domainproperties domain.hostName=das-host-name オプションを指定します。
das-host-name は、DAS が稼働しているマシンの名前です。
ノードエージェントを作成するための create-node-agent コマンドで、次のオプションを指定します。
--host das-host-name。das-host-name は、手順 1 で指定した DAS ホスト名です。このオプションは、ファイル as-install/nodeagents/nodeagentname/agent/config/das.properties 内の agent.das.host プロパティーに対応します。
--agentproperties remoteclientaddress=node-agent-host-name。node-agent-host-name は、DAS がノードエージェントへの接続に使用するホスト名です。このオプションは、ファイル as-install/nodeagents/nodeagentname/agent/config/nodeagent.properties 内の agent.client.host プロパティーに対応します。
別の解決法は、プラットフォームに特定のホスト名およびアドレス解決を定義する、hosts ファイルを更新し、ホスト名を正しい IP アドレスに解決することです。ただし、DHCP 使用して再接続する時に、異なる IP アドレスを割り当てられる可能性があります。その場合、各サーバーでホスト解決ファイルを更新する必要があります。